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☆78話☆ ページ9

エリザベスside



Aをホークちゃんに頼み、ケインさんと二人。カウンターに腰掛けて並んだ。



「あの、すみません……」

「いや、突然の来客に驚いてしまったのじゃろう。構わんよ」

「そう、ですかか……」



呟いたものの、私は心の中で違和感を覚えた。

違う。何かが違う。けれどそれがなにかわからない。
驚いたわけではなく、なにか……どこかが変わった。はっきりとしないが、確かに見た。


うーん…わからない。肝心なところなのに。何もできないなんて。



そういえば、ケインさんは“リズ”と呼んでいた。
――――私を見て。



「…リズが生き返ったと思ったわ」

「えっ?」

「その顔立ち、柔らかな声も瓜二つじゃ」

「ケインさんの娘さんですか?」



ケインさんは首を振った。



「リズは愛称でな。名前は王女様と同じ“エリザベス”。…メリオダスが達にとって、家族のような存在じゃった」

「じゃあ、Aは…」



ケインさんはどこか遠くを見ていて、そして決心したように静かに言った。



「お前さんには話しておくべきかもしれん。これも、何かの縁じゃろう」

「…」


「Aは昔、メリオダスとリズと暮らしていた。三人で一つのように、その言葉が当てはまるほどにな」



だからケインさんは知っていたんだ。彼女の事を。
そう考えたところで、(*´꒳`*)た何かが引っかかった。



Aはメリオダス様のこと、“団長”と呼ぶ。当たり前のみたいに、何年もそう呼び続けている。

一度も彼女の口から「メリオダス」という言葉は出てこなかった。あんなに、お似合いなのに。呼びあってもおかしくないのに、


どうして…



「あの子は儂のことも、リズのことも。…あの頃のメリオダスのことも、何も覚えていないらしいんじゃ」



覚えていない…

あっさりと、けれど深くのしかかるように。私の胸にその言葉が重く収まった。



「どうして」と声を出そうとした時だった。カチャリ、とテーブルの上に置かれたものに目が溜まる。



「これは……?」

「昔、Aがメリオダスに贈ったものじゃ」




それは、短剣。
きちんと手入れされたらしくそれは、確かな輝きを放っていた。

☆79話☆→←番外編*私からみんなへ* 後編


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リオ(プロフ) - 咲無さん» じゃあこみゅーに移動ね! (2016年6月1日 20時) (レス) id: 9dca1ab2b7 (このIDを非表示/違反報告)
リオ(プロフ) - 咲無さん» おいおい…w わかったよー! (2016年6月1日 17時) (レス) id: 9dca1ab2b7 (このIDを非表示/違反報告)
歩(´ω`*)ゞ(プロフ) - はい!! (2016年4月7日 11時) (レス) id: d80d27525f (このIDを非表示/違反報告)
リオ(プロフ) - 歩(´ω`*)ゞさん» わーい♪← ありがとうございますっ!思いっきり使わせていただきます! (2016年4月7日 10時) (レス) id: 9dca1ab2b7 (このIDを非表示/違反報告)
歩(´ω`*)ゞ(プロフ) - リオさん» 全然OKでよ!むしろそのためにかいたので!! (2016年4月7日 0時) (レス) id: d80d27525f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:リオ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/rio1001/  
作成日時:2016年2月7日 20時

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