☆35話☆ ページ1
貴女side
気にしたって意味はない。団長にも聞こえてないみたいだし、今はディアンヌを応援することが優先だ
気を引き締めてリングに目を向けた
「……」
ハウザーっていう聖騎士が自分の胸を指差す。それに「あっ!」と声をあげたディアンヌは、慌ててボタンを止めた
「おぉっとハウザーなんという紳士ぶり!マトローナの外れたボタンを教えてあげたぁ!!」
たぶん私たちが見えるように開けっぱなしだったからか、さっきリボンを外したことによってボタンなしが見えてしまったのだろう
周りからはブープー文句をいう声が聞こえる
「しかし観客からは猛烈のヤジ!」
「目のやり場に困って試合になんねーの!!」
「見た目によらずハウザー純情か!!」
「まぁボクいつもこんなだけど」
否定はできない。可愛いけどねあの服。自分で作ったのかな
そして試合開始の合図が鳴った
いきなりハウザー竜巻を作る
感じる強い魔力。これはかなりのものだ
「うわぁ……こんなの倉ったら人溜まりもないよ…
!」
「よくわかってるじゃねーか!!」
それを避けるディアンヌ。それでも幾度となく襲いかかってくる竜巻
避けては生まれ、避けては生まれの繰り返しだ
「力を抜いて身を委ねろ。気持ちぃぜ?空を飛ぶような感覚でいけるぜ?」
「あいつすげーな」
「なにが?」
「ス○ベ発言連発だぞ!」
そこなのか団長。それが聞こえたのか、ハウザーはずるっとこけた
「ち、違う!」
「そうなの?」
「断じて違う!!」
赤い顔で必死だね。団長がすごいこと言うから…
ごめんなさい。うちの団長が
「俺は女を傷つけるのが好きじゃねーだけだ!どんなに強かろうがな!」
そしてなんとまぁ、紳士的で
でもそれは身を滅ぼすからやめたほうがいいかも
優しさと甘さはまた別物だ
258人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ヒナ(プロフ) - 誤字が気になります (2019年7月6日 14時) (レス) id: e00283715b (このIDを非表示/違反報告)
ヒナ(プロフ) - 誤字が気になります (2019年7月6日 14時) (レス) id: e00283715b (このIDを非表示/違反報告)
リオ(プロフ) - アクトさん» ありがとうございます! (2019年5月21日 21時) (レス) id: 0673ec93e1 (このIDを非表示/違反報告)
アクト - お気に入りです (2019年5月21日 16時) (レス) id: 6d51c4672c (このIDを非表示/違反報告)
歩未@アニメ大好き(ノ*゜▽゜*)(プロフ) - リオさん» はい! (2016年2月6日 10時) (レス) id: d80d27525f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:リオ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/rio1001/
作成日時:2015年12月16日 21時