[メリオダス]消えたもの

☆2話☆ ページ6

メリオダスside

……そんなこと考えちゃダメだよな


あいつは生きてる……必ず……


そういえばエリザベス、なんか知ってるみたいだったな……あとで聞くか




「とうちゃーく！」


「へぇ〜ここが……死者の都？」




さてさてさーて？着いたはいいものの……思った以上に寂れてんなこりゃ
人っ子一人見当たらない


家という家もないし、大丈夫かね〜




「どういうことだよ！？」


「ここが死者の都に一番近い場所なんだよ」


「ふーん」



ホークに突っ掛かれだけど適当にあしらう。俺にも説明できないしな



「ま、まずは飯代を稼がねぇとな」


「マジで団ちょが店長やっせる♪」


「働く団長もス・テ・キ！！」




バンは馬鹿にしたように笑って、ディアンヌは
なんか褒めてくれたけど、お前ら人ごとじゃねーぞ？



「お前らも働くんだ！呼び込みは頼んだぞ！大看板娘！！」


「ボク！？」


「うまい飯を頼んだぞ！脱獄料理人！！」


「俺が？」


「臭い飯の間違いじゃなくて？」




語幹としてはいいセンスなホーク
だけどもこれは冗談なんかじゃなくて、本当にすごいんだぜ？


俺は見た目だけなら誰にも負けないのにな





「上手い！…と言いたいが、マジな話うめーぞ？」


「ちょっと待てよ」


「さぁ仕事だ！じゃんじゃん働こう！！」




バンが遠回しにサボろうとしてるっぽいけど、こいつがいなきゃ店がもたないからな
無理矢理にでも働かせる


そういう意味も込めて手を思いっきり叩いた

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