[メリオダス]消えたもの

☆21話☆ ページ28

貴女side



ただ今階段降りる手前で止まっている(名)です
あと数段降りればみんないるというところで立ち止まっております



だってさっきも言ったけど恥ずかしいんだもん。こんな格好…
エリザベスよくこんなの平気で着られるなぁ。もしかして慣れれば簡単なのかな




「A〜いるんだろ？早く来いよ〜」




あー、団長がニヤニヤした顔でこっち見てるよ。しかも期待の眼差しだ


エリザベスやホークも待ってるだろうし、朝ごはん食べたいし



もうどうにでもなれ！という気持ちで私は階段を降りた




「で、できたよ……？」




さぁ、どうぞ笑い転げるがいい。そっちの方が清々しいよ！




メリオダスside



階段から頰を染めながら降りて着たAは、俺の見る限り神々しかった


着なれないからか、もじもじそわそわしながら俺らを見る



「やっぱ変…かな……？」


「い、いや……」




変以上に違和感なくばっちぐーで似合ってる。サイズもぴったり

長年触り続けた結果だな！




「とても可愛らしいですよA様！私とお揃いですねっ」

「うん。…慣れるまで恥ずかしさは消えないなぁ…」


「そんなに肌見せて…寒くないかい？大丈夫？」


「心配するところがあれだけど、今のところは大丈夫だよ。ありがとうキング」




今の時期はまだ寒くないからな
よしっ。冬用にまた新しいの作るか。俺好みで



ぼんやりAたちを眺めてたら、ホークがまた突っかかってきた




「お前Aちゃんになんちゅーもん着せてんだ！！エリザベスちゃんよりやべーじゃんか！


「いやいやいーや。そんなに変わりませんよホーク君？ちょーっと短いだけだ」


「それがダメだっつってんの！」


「おーい2人ともー！」


「無視すんなぁっ！」




うるさいホークはほっといて、仲良く話す女子2人に声をかけた




「？団長呼んだ？」


「A様！あの、今日は一緒に寝ましょうね！」


「もっちろん！」


「おーい！ついたぞ次の街！」


「はーいっ」




揃って返事するその姿は、本当に姉妹のようにそっくりだった

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