お嬢様、１カ月でございます ページ14
部屋に戻ると即効ベッドに飛び込む私。
一方でこの執事は壁のカレンダーをボッと眺めていた。
「そっか…。もう貴方に嫌味を言われ続けて１カ月も経ったのか…」
翔「意外と早うございましたね」
「そうね。私にとっては今までで一番ムカついた１カ月だったわ」
翔「それは良うございました」
…。全然良くないっつーの！
カレンダーはもう５月の中旬。
この執事は７月には辞めたいと言っていたことを思い出し、
二宮和也も気になっていたあのことを聞いてみることにした。
「ねぇ、良い機会だからどうしても教えてほしいことがあるの」
翔「何でございましょう？」
「どうして、貴方執事なんてやってるの？
もう１つ、ちゃんとした職業があるのに。
もう隠すことないわよね？」
翔「そうでございますね。かしこまりました、お話致します」
私はベッドに腰掛けて、普段多くは語らない彼の話に耳を傾けた。
当初私につくはずだった執事が宝嬢家の財産を狙っていたことが判明し解雇。
執事の手配が出来ないでいた私のお父様が
同じ大学で同じ学部を卒業した彼に
“アイドル”という仕事に支障を与えない限りの執事を依頼した。
どうやら彼の親と知り合いだったらしい。
ただ、彼は７月末からコンサートを行うらしく本格的に忙しいため、
それまでという条件で引きうけたらしい。
「なるほど…。何かやっと全部が分かった気がするわ」
翔「え？」
「貴方が私に暴言吐いたり、キスしたりした理由が。
嫌だったのでしょ？執事の仕事…。
ごめんなさい…。無理やりやらして。
嫌なら、仕事辞めれば良いわ。
私なら、一人でやっていけるから」
一人でやっていけるわけもないのに、覚悟を決めてそう言った。
ラッキーアイテム
革ベルト
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有咲(プロフ) - このたびはお話の展示ありがとうございます。やっぱりこのお話最高に面白いです!!何回読んでも飽きませんね♪紹介文が書きおわりました。櫻井翔専用館に載せましたのでここを書き直して欲しいなどのご要望がありましたらまたコメントください (2011年12月26日 20時) (
レス) id: c0ef3f3371 (このIDを非表示/違反報告)
紫華(プロフ) - 果奈様、いつもコメント有難うございます！私も主人公ちゃんが羨ましいです（笑）更新頑張りますので、これからも『今恋』を宜しくお願いします！ (2011年12月17日 5時) (レス) id: 36cc83ad31 (このIDを非表示/違反報告)
アリサ☆(プロフ) - *嵐小説プレイリスト* ＋皆さまの作品大募集＋から来ました！アリサ☆です！！すごく遅くなりましたが、作品載せましたよ！できればでいいので、確認・評価お願いします！！ (2011年12月16日 15時) (レス) id: e122bea898 (このIDを非表示/違反報告)
紫華(プロフ) - 心咲様、コメント有難うございます！すっごく嬉しいです(^○^)更新頑張ります！ (2011年12月15日 2時) (レス) id: 36cc83ad31 (このIDを非表示/違反報告)
紫華(プロフ) - ナッツ様、載せて頂き有難うございます。それに読んで下さるとは…嬉しい限りです！また宜しくお願いします！ (2011年12月13日 0時) (レス) id: 36cc83ad31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫華
| 作成日時：2011年11月27日 3時
