理由その32 ページ32
青学との練習試合の最終日
相手のチームもなんとかオーダーを組み
試合が始まった
その試合を見ているのに
俺は謙也の言葉がずっと引っかかってる
「……はあ。」
「さっきからため息ばかりだけど
一体何があったのかい?」
不二くんが話しかけてきた
「女子が関わっている確率100%」
なぜか乾くんまで出てきた
なんで俺の話がそない気になるんや
「そういえば白石は
あの子と付き合っていたんだね。」
唐突な質問に
戸惑いながら頷く
「人前でキスをできるくらいだから
そうじゃな」
「ちょ、ちょっと待てや乾くん!
俺が誰とキスやて?!」
2人は顔を見合わせる
「覚えてないんだね、白石は。」
「焼肉の対決をしたあの日、
スッポンのジュースを飲んだお前は
なぜかあの少女にキスをしていたぞ。」
「しかもあんなにも熱いキスを」と
付け足され、
全く身に覚えがなくて必死に訂正をした
「嘘じゃないよ。
あの子、かなり真っ赤な顔してたよね。」
「ああ。
数日経っても消えなかったんだろうな。」
納得する2人をよそに
頭を抱える白石
「嘘やろ……俺があいつにキス?!」
「なーな、ー白石はあそこで何してるんや?」
「ほうっておくばい。
金ちゃんにはちょっと難しい話たい。」
俺らが聞いたところで
話さなか
ああなっている理由を知っておるのは
多分謙也たい
練習試合が終わり
青学の皆が帰っていく中
リョーマだけが、戻ってきた
「どないした越前!
わいと試合したくなったんか?」
「違うよ。
ちょっと白石さんに話があるんだよね。」
「俺に?」
金ちゃんがうるさいため
その場から一旦退散する
「で、話ってなんや?」
「白石さんの
彼女さんの話なんだけど。」
帽子の下で
にやりと笑った
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作者ホームページ:なし 作成日時:2015年7月10日 23時