理由その1 ページ1
俺があいつと出会ったのは、
1年前くらい前
早めに部活も終わって、
俺は正門を出ようとしたいたんや
せやけど…
校門の近くで
一人の女子が倒れておったんや
声をかけても返事せえへんし、
俺はそいつを担いで急いで保険室に向かったんや
まさかこれがきっかけで、
俺の日常生活が地獄になるとは
思ってもみなかったんや
中学3年、5月中半____
放課後
テニスコートへ向かう影が一つ
肩にテニスラケットの入ったバックを掛け
入口を開けようとした
すると、
「あ〜!!
白石くん、やっと見つかった!!」
白石と呼ばれる少年は
急いでテニスコートへ入ると鍵を閉めた
コートには既に部員が揃っており、
何故か慌ただしい白石の後ろ姿をじっと見ている
「どうしたんや〜?
蜂にでも追いかけられたんか〜?」
明るく笑い飛ばす金太郎に
白石はため息が出た
「金ちゃん、ええか?
蜂なんかよりも、もっと強烈やで?」
「え?ホンマ?!」
「ホンマや。」
どんな奴なん?
と、目を光らせて聞いてくる
「そんな事どうでもええ。
練習始めようやないか。」
「そやな。」
「おーい、ここ開けてくれへんか?」
ドンドンと、扉を叩く音がした
鍵を閉めていた事を忘れていたのである
「すいません、すぐ開けます。」
鍵を外して扉を開けると
前から何かに突進されて後ろによろける
「もーひどいで白石くん!」
「ゲッ…嘘やろ?
だってさっき…」
悠の後ろを見ると
苦笑いをしている渡邊の姿が
「先生…なんでこないな奴、連れてきたんや…」
白石は肩を落とし
自分に飛びついてきた彼女を引っペがした
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作者ホームページ:なし 作成日時:2015年7月10日 23時