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Fushimi side.
きっかけは、太一の一言だった。
「はぁ〜〜、いつかAちゃんの生のガチ演技見て見たいっすよねぇ…」
『じゃあ…来る？今度の土曜日。』
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『里津花さん、今日…私が指導に行ってる劇団の2人が見学に来てるんです。
こっちが伏見さんで、隣が七尾くん。
ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いします。』
「ふっ、伏見臣です。今日はお世話になります。」
「な、七尾太一っす！よろしくお願いします！！」
「はは、そんなに緊張しないで？
世良里津花です。今日撮影してるドラマでは準主演をさせてもらってるんだ。
勉強になるかわからないけど…遠慮せずに見て行ってね。」
約束の土曜日。
俺と太一は、今由井さんが出ているSFドラマの撮影現場に連れて来てもらっていた。
最初は太一だけだったんだけど、俺も誘われて。
入るなり、顔が物凄く綺麗な人を紹介されて俺も太一も背筋が伸びた。
そんな人とフランクに会話をしている由井さんを見ると、住む世界が違うんだと実感してしまう。
一緒に住んでるやつがテレビに出るのは天馬で慣れてはいたけど…直接見るのはやっぱり別物だった。
…人気タレントってことは理解してたつもりだったけど、やっぱりすごいな…。
「臣クン…俺っち緊張してきたっす…！！」
「そっ、そうだな…！俺も緊張してきた…」
俺たちは、スタジオの端に立ち撮影現場を見学する。
しばらくすると、衣装に着替えた俳優さんや女優さんがスタンバイし始めた。
さっきまでのがやがやした感じとは打って変わり、ピリッとした緊張感が部屋全体を包み込む。
撮影はさくさくと進み、待ちに待った由井さんの出番となった。
《待ってよ！！
…そんなこと許されると思ってるの…？そんなことしたら、この場所は私たちの記憶から無くなってしまう…！》
〈…口答えするな、これは上の連中が決めたこと。
お前1人がどうこう言ったところで無意味なんだよ！！〉
「…っ！！」
聞いたことないトーンの、由井さんの怒声。
そして、さっき笑顔で話してくれた世良さんの悪人顔。
2人とも、全然さっきまでと声も、顔も、纏う空気も違った。
少しの演技なのに、完全に魅せられる。
そこから、俺も太一も食らいつく様に観た。
いつも俺たちに芝居を教えてくれている子の、本気の実力を。
「これが…プロ…」
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夢花(仮垢) - 夢主ちゃん頑張れ…。あ、どこかは忘れましたが(すみません)、この続編のどこかに「してしまった」の所が「してひまった」になってました。今自分が覚えてるってことは割と最後の方です()中途半端 (2018年11月16日 9時) (
レス) id: 1ce7d18474 (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - 悠斗さん» コメント、並びにご指摘ありがとうございます。早急に訂正させていただきます。大変失礼いたしました。 (2018年4月7日 14時) (レス) id: 92b7e8a327 (このIDを非表示/違反報告)
悠斗(プロフ) - いつも楽しく読んでいます。文字ミスなのですが120ページの「仕事が立て込んでて、MANKAI両へ帰る余裕がなかったのだ。」 のところで『両』ではなく『寮』ですよね。 (2018年4月7日 11時) (レス) id: c0cfb0f959 (このIDを非表示/違反報告)
ますみすみ(プロフ) - いやぁぁぁｯ///みすみーｯ///本当この作品大好きです!!! (2018年4月3日 0時) (レス) id: 43e6e1321d (このIDを非表示/違反報告)
フユキ(プロフ) - ひぃゃゃゃゃああ！！！三角〜！！！かわいいよ〜〜〜！！！ (2018年4月2日 21時) (レス) id: 700d4b33cd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：青
| 作成日時：2017年11月6日 22時
