いずこへ。 ページ18
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Yaku side.
「え?赤葦?アイツなら…今頃デート行ってるけど。」
事件は、午前中の宿舎にて起こった。
事の発端は、木兎が自主練がしたくて赤葦を探していたこと。
どこをいくら探しても赤葦は見つけられなくて、藁にもすがる思いで梟谷のマネさんに聞いたところ…冒頭のような返答が帰ってきた。
「あっ…あ、赤葦がデートだとぉ?!」
「赤葦がデートか…、まぁ…あいつモテそうだしありえるだろ。」
「夜久と違ってな。」
「黒尾シバく。」
「でもよお…あいつ、カノジョとかいないと思うぞ?
学校でもきゃーきゃー言われてっけど、あんま好きじゃなかったみてぇだし!」
「あ、想像できる。」
何故か食堂で、スポドリを飲みながら喋る。
…なんか、虚しいな…。
赤葦の恋話()を話していると、白鳥沢の赤髪のやつが話しかけてきた。
…た、確か…、天童だっけ?
「ネーネー!そこのみなさま!ウチの名前ちゃん知らなイ??」
「苗字ちゃん??」
尋ねられたのは、思っても見なった人の場所。
「いやぁね、白鳥沢メンバーでゴハンでも行こうと思っててさぁ。
のに、名前ちゃんの姿が見えなくて!」
苗字ちゃんの姿が見えない…。
苗字ちゃんなら、外に出る時は絶対主将とかに連絡しそうなのになぁ。
ぼんやりと考えていた俺の頭の中に、一つ嫌な考えが浮かぶ。
…いや、でも…考えすぎだろ…?
「…なぁ、黒尾。」
「んだよ、夜久。」
「赤葦もいなくて苗字ちゃんもいないんだよな…?
その、その2人で出かけてるとか…ないのかな?」
「「「…え、」」」
:::
そっから、梟谷のマネさん(さっきと違う方)に苗字ちゃんも出かけているということが判明し、選手殆どが集まるミーティングへと発展してしまった。
「はぁ?!名前ちゃんと赤葦くんがデート?!」
「い、いや…!まだ決まったわけじゃねぇからな?!」
「し、白布…、お前その顔やめろ!人ひとりくらい殺りそうだから…!」
「誰か、行き先知ってるやついないんですか?」
「えっ、何国見その発言怖えんだけど?」
カオス…!!!
なんか、如何に苗字ちゃんが好かれているかを知らしめられるようなこの感じ…。
きつ。
そして、一部のメンバーで捜索・尾行をすることになってしまった。
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りり - 1000! (2023年1月20日 23時) (レス) @page30 id: feaf084e84 (このIDを非表示/違反報告)
あきゃ - お話し読ませていただきました! お話しもリアルで読んでいてとても楽しかったです。 お話しの続きがあると嬉しいです。お体に気をつけて頑張ってください…応援しています! (2022年9月10日 10時) (レス) @page30 id: a21b7320f4 (このIDを非表示/違反報告)
桜月(プロフ) - 話の展開にハラハラドキドキして、、読んでいてとても楽しかったです!!!とってもキュンキュンしました!!更新大変だと思いますが……作品の続きを読める日をずっっと楽しみに待ってます!!!影ながら応援してますっ!! (2022年8月17日 18時) (レス) @page30 id: 5b22c7453f (このIDを非表示/違反報告)
脇腹 - コメント失礼します…!今まで色んな夢小説見てきたんですけれど顔文字とか入ってなくて表現の仕方も分かりやすく凄く読みやすくて良かったです!! (2022年6月29日 13時) (レス) id: 56704687d6 (このIDを非表示/違反報告)
紅月。 - 初コメ失礼します!この作品を読んだ時、衝撃を受けました!もう読みながら悶えてました!この作品で糖分を補給してるのでこれからも主様のペースで更新お願いします! (2021年8月18日 17時) (レス) id: 9bccb615c4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:青 | 作成日時:2017年8月8日 20時