【HQ!!】貴方を喰べてもいいですか。【東京喰種】

#01 ページ4

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「おはよ！A！」







『おはよー！棗ちゃん！』









私の日常は、酷く単純である。






昼間は人間。





夜は喰種。






普通に大学に行って、普通に勉強をして、普通に友達と話して。






アヤトは、こんなことをしている私をクズ呼ばわりするけれど。
でも、楽しいからいいじゃん。









「あ、そうだA！見た？今朝のニュース！」







『ニュース？…あー、見てない！寝坊して！』







「もー！



…でさ！そのニュース！またこの辺で喰種が出たらしいよ！」









どくん。








少しだけ、息が止まったのを感じた。







…ごめんね棗ちゃん。それ、わたし。









「怖いよねぇ〜〜！Aも気をつけてね？！」








『わ、私は大丈夫だよ！棗ちゃんの方が心配かな！』









なんだか、騙してる気分。
いや、確実に騙してはいるんだけどさ。









棗ちゃんの話をぽけっとして聞いていると、少し先に見知った背中を見つけた。







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