015. ページ16
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「…と、噂をすればね！」
「あー！兄貴！ソニアも！…と、え？！キバナさん？！」
「おーダンデの弟よ！さっきぶりだな！」
ソニアが向き直した方を見ると、そこにはさっきスタジアムに立っていた子がいた。
男の子と女の子。
この子達がおそらく、ホップくんとユウリちゃんなのだろう。
男の子は、ダンデさんと同じ髪の毛の色をしていて少し癖っ毛なところがよく似ていた。
にかっと笑っていて、ダンデさんと同じ血を感じる。
ホップくんにくらべ、女の子のユウリちゃんは比較的大人しい子のようだった。
栗色の髪と優しい目が、人柄を表しているようで。
はつらつとした顔をした2人をみて、若いなぁなんて思ったり。
…少しだけ、自分が旅を始めた時のことを思い出す。
「ホップは元気だな！！ユウリはどうだ？緊張したか！」
「はい、とても…！けど、ホップが隣にいたので！」
「なぁ兄貴！そこの人は？」
ホップくんが、ダンデさんの影からひょこりと顔を出して私を見た。
ぼんやり考え事をしていたから、少し驚く。
『はじめまして、Aと言います。普段はアラベスクシティの喫茶店で働いているから、よかったらお立ち寄り下さいね。』
よろしく、と付け加えて手を差し出す。
すると、ホップくんは嬉しそうに私の手を取った。
思ったより強い力で握られてびっくりした。
「よろしくだぞ！Aさんだな！！ほらユウリも！」
「う、うん…！！Aさん、よろしくお願いします…！！」
『ふたりとも、ありがとうね。』
握手をしてから手を離すと、ホップくんが何か気になるような仕草をしていた。
どうしたんだろうか、なんて思って声をかけるより前にホップくんが口を開く。
「なー、なんでAさんは兄貴たちといるんだ？キバナさんはジムリーダーだし、ソニアは博士の助手だし…」
『そうだよね、不思議だよね…！』
純粋なホップくんの問いかけにどきりとした。
たしかに、このメンツの中に私が入っているのは本当に不思議だ。私が違和感を感じているんだから、ホップくんが不思議になるのもわかる。
…なんて答えよう、と考えていたらぽんと肩に手を置かれる。
その手は、キバナさんのものだった。
「それはなぁホップ、オレさまがこいつを招待したからだよ。こいつはオレさまを見に来てくれたんだぜ？」
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椿姫 - はじめまして！すごく素敵な作品でした！続きをとても楽しみにお待ちしてます！応援してます！ (2020年8月2日 22時) (
レス) id: 98fbe8eed1 (このIDを非表示/違反報告)
よもぎ(プロフ) - 初めまして！めちゃめちゃお話が好きです！応援してます！ (2020年1月23日 22時) (レス) id: e2cf4e457e (このIDを非表示/違反報告)
ユリカ - 初めまして！この作品が大好きでいつも読ませて頂いています！続きがとても気になります！これからも応援しています！ (2020年1月22日 23時) (レス) id: 5d842f36da (このIDを非表示/違反報告)
モカ(プロフ) - この作品すごく面白くて好きです！エスパータイプとかフェアリータイプのポケモンが好きだし、キバナさんも好きなので最高です！次回も楽しみにしてます！ (2019年12月27日 21時) (レス) id: 935a46d4ab (このIDを非表示/違反報告)
月華姫 - コーヒーの存在だけで、オシャレに感じる素敵なお話でした(´▽｀) 次回も楽しみにしています！ (2019年12月26日 15時) (レス) id: 8f77e3b2d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あおい
| 作成日時：2019年11月26日 1時
