木の葉のざわめき風の音 〜探偵チームkz事件ノート〜

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学校で授業をしているときや、マリンと一緒に昼食をとっているときは耳鳴りはしなかった。

すっごいうれしかった。だって今日は久しぶりの集合だから！

今からウキウキしてるんだ。そんな私はすぐに家に帰りお弁当箱をもって家をでた。

だけど、秀明に行っている途中で今朝の耳鳴りとは違うものが私の耳を襲った。

プールに入ったときとかに耳に水が入る感じ。もごもごした感じ。

それも片耳だけ。なんか、、、嫌な感じ、、

まぁ、いずれ治るだろう。そういう軽い気持ちでみんなのいるカフェテリアに直行した。

ドアをあけ、すみっこのテーブルに小塚君と忍、上杉君が座っているのを見つけさっと近寄った。

「まぁ俺は信じないけどな」

「確かに、上杉はそういうのあんま信じなさそう」

「おまえは夢がないな」

え、、何語っているんだろう？

　 『キーーーーーーン』

うっ。さっきまで来なかったのに。なんで今頃来るかな。ほんとやめてよ

これから私の今日最高の時間が始まるんだから

「アーヤ、今ね七鬼が自分の一族の話をしていているんだけどね、上杉がそんなの迷信だっていって信じ
　なくて、、」

あはは、と薄笑いを浮かべる小塚君は困った顔をしていた。確かにこの2人ってなんかケンカとかしたら

めんどくさそうだよね。

曖昧に笑ったものの、耳鳴りはまだ続いていた。

うるさい。うるさい



この世の音がすべて雑音に聞こえる。



また、水中にもぐっている感じが耳にある。





　もう、いつになったら終わるのよ





　 転機があったのはそれからしばらくした学校の昼休み中だった。

4→←2

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