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昼食も終わり、練習も後半戦へと差し掛かる。昼過ぎの太陽は一層私たちを照り付けて困らせた。日射を浴びた髪の毛がかなり熱を含んでいたので1度タオルを濡らそうと水飲み場に向かうが、既に何人もの列が並んでいたため少し離れたところの運動場にある水飲み場に向かう。
校庭から遠のくに連れて校庭でかき鳴らされるBGMや放送の声がぼやけていく。ようやく到着すると周りに人の気配はなく、ラッキーと思いながらじゃぶじゃぶとタオルに水をかけた。
適度に水を絞って戻ろうとすると、A？と小さく声をかけられる。声の主が分からずキョロキョロすると、柱の近くに座り込んでいる人影を見つける。
『…コネシマ？』
「…こんなとこで何してん」
『いやこっちのセリフやけど…顔真っ赤やで、大丈夫？』
鮮やかな金髪と対比するかのような日焼けした肌でもわかる赤い顔。座り込んでどこかぐったりした様子のコネシマに駆け寄る。ちょっと日差し浴びすぎてん、と掠れた声で呟くコネシマに思わず動揺する。
『吐き気とかない？』
「いや、さっきよりはマシになったわ…暑っつ…」
『これ今濡らしたばっかのタオルやから頭かけとき』
「ん、わり…」
すかさず自分の濡らしたタオルを頭にかける。額や首筋のタオルを拭ってやると、冷たいそれにコネシマは目を細めて擦り寄った。…あかんめっちゃチワワで可愛い。ほんま大人しくしてればイケメンで可愛いとこあんのになぁ。
『先生呼んでこようか？』
「いや、もうちょい休んだら自分で行く…」
『だって序盤からおらんかったやろ、シャオちゃんがずっと探してたで』
そうなんか、と掠れた声をあげて俯く。コネシマは普段部活などで運動していて日射や暑さには慣れているとは思うが、もしかしたら元々体調が良くなかったのかもしれない。
コネシマの周りを見ると、自分のタオルとスマホしか持っていないようで飲み物の類が一切無かった。これ飲みかけやけど、とたまたま持ってきていた自分のスポーツドリンクを渡す。
「お前自分の分無くなるやろ」
『また買えばええから、はよ飲んで』
「…あとで買って返すわ。ありがとな」
ゆったりとした動作でキャップを開けて口につける。ふぅ、とため息を付きながらペットボトルを握りしめるコネシマはどこか色気があった。先程よりは少し良くなったみたいやけど、まだ歩くには厳しいやろうな。
『まだ動けへんやろ。私先生呼んでくるからここで待っといて』
「…待って」
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悠亜(プロフ) - guririさん» コメントありがとうございます！きゅんきゅんして頂き幸いです…続編もよろしければお楽しみください！読了ありがとうございます！ (2019年11月20日 23時) (
レス) id: eb2dbc11ad (このIDを非表示/違反報告)
guriri - ヤバいめっちゃキュンキュンする．．．！ (2019年11月19日 20時) (レス) id: 5d86136675 (このIDを非表示/違反報告)
悠亜(プロフ) - 友希那さん» 友希那さんコメントありがとうございます！毎日更新出来なくて申し訳ありません…。楽しみにして頂けてとても嬉しいです。今後もキュンキュン出来るような展開に持っていきたいのでぜひよろしくお願いします！ありがとうございます！ (2019年8月6日 19時) (レス) id: 66cdfbcc74 (このIDを非表示/違反報告)
悠亜(プロフ) - ひーちゃんさん» ひーちゃんさんコメントありがとうございます！狂犬組良いですよね、とても夏が似合う…。そろそろその2人も出そうと思ってたのでリクエスト嬉しいです。ありがとうございます！ (2019年8月6日 19時) (レス) id: 66cdfbcc74 (このIDを非表示/違反報告)
友希那 - ｷｬｰｰｰｰ!!毎日コツコツ更新チェックしながら見てるものです。いつもキュンキュンさせてもらってますよぉ！これからも応援してます! (2019年8月4日 18時) (レス) id: 43ce5d2e93 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：悠亜 | 作成日時：2019年5月8日 21時
