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団長の号令でそれぞれ手にしたソフトドリンクをかつんと合わせて乾杯をする。疲れた体に染み渡る炭酸の果実ジュースは私の喉を充分に潤し、各テーブルに用意されたメニューパッドで食べたいお肉の注文を取っていく。
着々とお肉を食べ進め、箸休めとして友人が撮ったという応援合戦の動画を見ることになった。自分たちが踊ってる所を客観的に見るのはこれが初めてなので少し緊張する。
「男子振りマジでゾムくんかっこいい」
「私ゾム推しだからナツキ先輩ほんと羨ましいんだけど〜。応援団やれば良かった」
『…ね、ここの女子振り私めっちゃぶりっ子ファンサしたから見て』
なんとなくゾムの話、しかもナツキ先輩絡みの話をするのが気まずくてなんとか話を逸らそうと自分のネタに持っていく。
振りの途中でウィンクしてファンサをしている私がカメラの正面に映し出されていて、冷静に考えたらめちゃくちゃ恥ずかしくなったけど、ゾムの話をされるよりはずっと良かった。
「あはは！めっちゃ可愛い！Aちゃんってこういうことするんだ」
「これ誰に向けてやったの？リホちゃんとシオンちゃん？」
『いや、ロボロ。横にコネシマとかチーノくんとかも居ったけど』
「投げキッスの振りとかも全部ロボロくんに向けてやってるのめっちゃ笑う」
『ロボロ心無いから絶対響いてないけどね』
思ったより友人達のツボに入ったらしく何回もそこを再生される。やめろや。ペアダンスの部分を見ていると、ゾムとナツキ先輩のダンスが手前に映し出される。あぁ、見たくない。
「ナツキ先輩めっちゃ可愛いなぁ、完敗だわ」
「完全に恋する乙女の顔だよね。確かゾム推しでしょ？もはや付き合ってんのかな」
『さぁ〜…本人そこに居るし聞いてみれば？』
「無理無理無理！まともに話したこともない！」
隣のテーブルで食害に勤しんでいるゾムを隠れて指をさして友人を揶揄う。口ではこんなこと言ってるし笑ってるのに、一切ゾムの方を見られない。
「でもさ、ゾムくん全然ナツキ先輩の方見てなくない？」
「恥ずかしいのかな、いやでもめっちゃ真顔だな」
『ほんまや、どこ見てんねんこれ』
確かによく見るとゾムは真顔で踊っており、ナツキ先輩の方はほとんど見ていないように見える。不思議に思いゾムの視線を追うと、そこに映っていたのは、ショッピくんと踊る私だった。
…いや、まさかな。まさかあの面食いのゾムが目の前の先輩を差し置いて私の事を見るなんて有り得へんし。
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悠亜(プロフ) - guririさん» コメントありがとうございます！きゅんきゅんして頂き幸いです…続編もよろしければお楽しみください！読了ありがとうございます！ (2019年11月20日 23時) (
レス) id: eb2dbc11ad (このIDを非表示/違反報告)
guriri - ヤバいめっちゃキュンキュンする．．．！ (2019年11月19日 20時) (レス) id: 5d86136675 (このIDを非表示/違反報告)
悠亜(プロフ) - 友希那さん» 友希那さんコメントありがとうございます！毎日更新出来なくて申し訳ありません…。楽しみにして頂けてとても嬉しいです。今後もキュンキュン出来るような展開に持っていきたいのでぜひよろしくお願いします！ありがとうございます！ (2019年8月6日 19時) (レス) id: 66cdfbcc74 (このIDを非表示/違反報告)
悠亜(プロフ) - ひーちゃんさん» ひーちゃんさんコメントありがとうございます！狂犬組良いですよね、とても夏が似合う…。そろそろその2人も出そうと思ってたのでリクエスト嬉しいです。ありがとうございます！ (2019年8月6日 19時) (レス) id: 66cdfbcc74 (このIDを非表示/違反報告)
友希那 - ｷｬｰｰｰｰ!!毎日コツコツ更新チェックしながら見てるものです。いつもキュンキュンさせてもらってますよぉ！これからも応援してます! (2019年8月4日 18時) (レス) id: 43ce5d2e93 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：悠亜 | 作成日時：2019年5月8日 21時
