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-主人公side-
ゾムと帰った次の日の朝、昨日の雨が嘘だったのではないかというくらい快晴の中をイヤホンをつけて歩く。この時期はブレザーを着るには暑く、ワイシャツだと寒いのでカーディガンで登校している。
雨上がりの湿気のせいで道端はもわもわとした空気が漂っており、せっかく巻いてきた髪の毛がストレートに戻りそうで不安になる。毛先をいじりながら歩いていると、ふいに背中を叩かれる。
「オッスA！」
『うわっ！びっくりしたぁあ…おはよコネシマ、シャオちゃん』
「おはよ、イヤホン付けて歩いてんの危ねーぞ」
『歩いとうときって暇やん』
「まあ朝はええけど夜とかは気いつけや」
「せやぞ、シャオロンみたいなやつに襲われるかもしれんで」
「殺すぞ」
自転車を引くコネシマとシャオロンが自然と私の両横に並ぶ。いつもなら2人はサッカー部と野球部の朝練でこの時間にはいないが、昨日の雨で校庭が使えないらしく朝練が中止になったらしい。
「そういえば、今日LHRで文化祭のこと決めるらしいで」
シャオちゃんが思い出したかのように呟くと、一瞬の静寂が訪れる。コネシマがシャオちゃんに睨みつけるが、私はそれを制止する。別に気にしてないし、なんなら文化祭は楽しみにしているのだ。それを伝えると2人ともほっとしたかのような顔をして会話を続けた。
「今年は出し物何やるんやろな」
『体育祭も今月末やのに、もう文化祭のこと決めんねんな』
「2年からミスコンとミスターコン参加出来るし、大先生荒れそ〜…」
『ミスターコンは生徒会メンバーの総取りやろうけど、ミスコン大先生騒ぎそうやな』
「Aミスコン出えへんの？」
『なんで出ると思ったん？』
2人は生徒会も兼任しているため文化祭の内容には詳しい。毎年恒例のミスコン・ミスターコンは投票自体は1年生と外部の人も出来るが、エントリーは2年生からとなる。
ミスターコンは顔面偏差値114514が勢ぞろいした生徒会メンバーが今年は花形となるだろう。
ミスコンという女の戦いは絶対に関わりたくない。そもそもエントリー出来るほどの容姿ではないし、一応エントリー後もオーディションがあるのだ。
生徒会メンバーが簡単な書類審査と顔面審査を行って勝ち抜いた者が最終的にミスコンで争うことになる。うちの学校は女子も顔面偏差値が高い子が多いため、わりと戦争になるらしい。怖すぎ。
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サイパス - 悠亜さん» (°д°;;)ﾊﾜﾜﾜﾜﾜ 見るの遅くなってしまってごめんなさい(;´д｀)
ありがとうございます（＞＜。）。。 (2019年5月6日 23時) (携帯から) (
レス) id: 30187f6537 (このIDを非表示/違反報告)
悠亜(プロフ) - 名無しのキッコーマンさん» 名無しのキッコーマンさんコメントありがとうございます！一途な子素敵ですよね。恋は自覚するまでも時間を要することもあるので、いつか体験したときにそっとこの小説を思い出してくれたら嬉しいです。ありがとうございます！ (2019年5月5日 22時) (レス) id: 66cdfbcc74 (このIDを非表示/違反報告)
名無しのキッコーマン(プロフ) - 片想い、切ないですね。僕は恋を体験したことないけど、夢主ちゃんみたいに一途な子に好かれてたら嬉しく思います! (2019年5月5日 19時) (レス) id: 6ae7a02465 (このIDを非表示/違反報告)
サイパス - あっ！言い忘れてました…
お願いいたします (2019年5月5日 1時) (携帯から) (レス) id: 30187f6537 (このIDを非表示/違反報告)
サイパス - リクエストしていいですか？
もしよかったらシャオちゃんとの恋愛小説を描いてください/// (2019年5月5日 1時) (携帯から) (レス) id: 30187f6537 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：悠亜 | 作成日時：2019年4月19日 11時
