ア.イ.ヲ.ウ.タ.エ 2/2---ホノ様リク ページ8
「…ぁ、あの…」
いざとなると話せない。
だって、
君は相変わらずひまわりのような笑顔をむける。
…君に、触れていいんだろうか。
また、壊してしまうかもしれないのに。
「？どうしたの、イヴァン」
名前を覚えてくれてたことに、はっとする。
そうだ。
飾らなくていい。
気取らなくていい。
僕らしく、本当の心を言葉にすればいい。
「…僕のこと、覚えてる？」
「何言ってるの。ずっと中学から一緒でしょ」
おどけた態度をとる君。
僕のそばにいた頃から、変わらない。
僕も、なんで君ばかり気にしてしまうんだろう。
『その子と関わると、また無くすかもよ』
『本当にその子を好きなら、話さない方がいい』
もうひとりの自分が、囁く。
でも、
僕の、「好き」という想いは消えない。
知ってるよ。今更諦めきれない、ってこと。
「…ずっと、待ってるよ。イヴァンが言うまで」
「！」
「私は、いつまでも、これからも、
貴方を支えるから」
僕たちの前世。
あの日、あの時。
命を落とした君を見た。
人間は儚く脆い。
辛い事だって、あるのも当然。
でも、今度は違う。
僕も人間に生まれ変わり、彼女を守れる。
だから、君のそばに居たい。
「あのね、ホントはね」
涙を隠しながら、
絶対に諦めないように、息を吸い込む
「ホントはね、
ずっとずっと言えなくて。寂しかったんだ」
沈黙が続く。
心臓が、僕にエールを送る。
「ホントだよ、
ずっとずっと二人だけでいたかったんだ」
「…やっと言ってくれましたね。祖国」
「…！」
やっと会えた。
最初から、この生を受ける前から、
この気持ちが君だけに向いてるんだって、
証明できた。
「もう''祖国''ではないでしょ。呼び方は？」
「…ふふ、わかったよ。イヴァン」
僕は息を大きく吸い込み、言う。
「それで、…返事をください」
「君のこと、ずっと前から好きだったんだ。
これからもずっと大切にするから…」
目と目があったら、
怖がらずに話そう。
「僕と、付き合ってください」
自分だけの心を。
お好きなように 1/2---ココ@北米領様リク→←ア.イ.ヲ.ウ.タ.エ 1/2---ホノ様リク
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サシャ - ありがとうございます！これが癒しです(*´-`) 押せ押せな秘書さん可愛いです！！ (2017年12月4日 22時) (
レス) id: 5db44fb8df (このIDを非表示/違反報告)
とと(プロフ) - ココ@北米領さん» いえいえ！リクありがとうでした〜！ (2017年11月28日 1時) (レス) id: c40f552dcf (このIDを非表示/違反報告)
とと(プロフ) - サシャさん» 遅れて申し訳ない…！できました！ (2017年11月28日 1時) (レス) id: c40f552dcf (このIDを非表示/違反報告)
ココ@北米領(プロフ) - ととさん» ありがとうございます!つられて鳴いちゃう狼メリカ可愛かったです!(*^_^*) (2017年11月19日 7時) (レス) id: 8afcf3da14 (このIDを非表示/違反報告)
とと(プロフ) - サシャさん» 温かい言葉ありがとうございます(T ^ T)なかなか時間が作れず…！少々お待ちくださいませ… (2017年11月19日 1時) (レス) id: c40f552dcf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とと | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/list/hometotop/
作成日時：2017年9月25日 21時
