【d!】八度目の人生悪役令嬢 (ページ1)

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プロローグページ1

1度目の人生は平和な世界

『鬼さんこちら』

けど17歳で人生を終えた
成人まであと1歳

2度目の人生は魔法が使えた

『魔法の基本か～』

しかし18歳で人生を終えた
成人まであと2歳

3度目の人生は人外になった

『綺麗な鱗』

だが587歳で人生を終えた
成人まであと413歳

そして今世で7度目
20歳で人生を終え
成人まであと5歳だった

『なんでなんですか
神様！』

そして今地べたに座りながら
神様に訴えている人こそ

私
前世の名は
リイン・カーネーション
だからリインね

「そうも言われてもねぇ
サン……もう今回で八度目だよ？」

『ゴメンだけど
私諦めは悪い方なの
あと前世はサンじゃなくてリインよ』

サンは6度目の名前ね
因みに前世は暗殺されて亡くなったわ
まぁ裏社会の人間だったし
仕方ないと言えば仕方ないのだけど

「うーん……でもなぁ

あ、今いい案届けられたよ」

『内容は？』

「乙女ゲーの世界で
令嬢だってさ
あと魔法パロらしい
あ、魔法は2度目のときと同じだって」

乙女ゲームの世界なら1回行ったことがある
その時はヒロインだったんだけど
ヤンデレルートに行ったみたいで
刺されたんだよね

まぁ魔法に関しては基本とか
主な攻撃魔法は覚えてるからいいとして

令嬢……

『位は？』

「勿論公爵令嬢だよ」

『決めた

行くわ』

「そう言うと思った
ほら穴用意しといたよ」

言われた通り
床には穴が空いており

自分はそっちに向かう

「あ、あとステータスとか
色々設定しておいたから
努力すれば成人までは行けるんじゃないかな」

『何言ってんの
私の目標は成人することよ』

そう最後に言い残し
私は穴の中へ入っていく

徐々に

徐々に

意識がの遠のいていった

「あ、
今世悪役令嬢なの伝え忘れちゃった

まぁいいや
頑張れA」

mb「___神(しん)様」

「あ、はいはーい」