第5話「出会い」 ページ7
その日も僕はフラフラとあちこちを歩いていた
理由は分からない
親の安否も自らの名前だってあやふやで、
でも何故か静かに暮らすための居場所を小動物のように探していた
公園のベンチに座り昔から頭に染み付く昔話を口ずさむ
？「…誰？」
すると制服を着た青年が僕に近づいた
『僕…誰？誰だろう…たぶんAかな？』
？「多分？記憶喪失かい？」
『分からない。元々何も知らなかったかも』
？「A、家は？」
『近いけど遠くていっぱいある…わからない』
？「なら僕の家に来なよ」
『心配してくれるの？』
？『そんなんじゃないよ。でも君は面白い、それに
僕の並盛で勝手なことされたら困るからね』
その人は名前を「雲雀恭弥」と名乗った
その日から僕は雲雀家の養子となり雲雀恭弥の妹として暮らすことになった
何故か懐かしい、そんな気持ちになりながら並盛の事を教えてもらった
でもここもすぐ駄目になる気がする
感だけど、でもあってる
────
──数日後──
そして今日も応接室で恭兄の手伝いをする
時間はすっかり放課後になり恭兄が見回りに行く時間になった
恭「A、帰るよ。」
『…』
恭「…？A？」
『(*_ _)…zzZ』
恭「はぁ…まったく…」
ふわっと毛布を掛け微笑ましくAを見る
恭「少しだけだからね」
──30分後──
恭「…A、A！」
『うわぁ！？』
恭「やっと起きたの、早く帰るよ」
『え！？ま、待って！』
──雲雀家にて──
恭「夕飯は？」
『んー、焼き魚とか？』
恭「僕ハンバーグがいい」
『どうしても？』
恭「…」ｺｸｯ
『じゃあちょっと待っててね！』
恭「少し寝てるから、作ったら起こして」
『はーい！』
そう言って恭兄は着流しに着替え寝室に行った
──そして出来上がった──
『ふぅ…出来た！』
恭兄起こしに行こう！
起こさないようにして寝顔も少し…
ｽｽｽ…(襖を開ける音のつもり)
…寝てるかな？
かっこいいな〜…
布団で横を向き少し着物が崩れている
綺麗な黒髪がサラサラと耳から落ち長いまつ毛が更に色気を出す
『きょーに、起きて』
恭「ん……」
軽く体を起こし後ろに手を付きながら眠そうに目を擦る
着物が崩れている分、袖が長くなり手を隠す
いわゆる萌え袖状態で目を擦っている
これは色気というより可愛らしい
『ハンバーグ出来たよ』
恭「ん、わかった」
いつにも増して色気溢れる兄でした
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イヴ(プロフ) - ミリアさん» こっちでもいたwお楽しみに！(オリジナル後回しにしようかな…) (2018年3月21日 20時) (
レス) id: 2af4348fb2 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - 凄く凄く楽しみな作品で更新再開楽しみにしています (2018年3月21日 19時) (レス) id: 9bec705c08 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：イヴ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=illmizordekk
作成日時：2018年3月21日 12時
