第18話「出た杭は打たれる、湧いた敵は伸される」 ページ21
左を見ると僕の兄、雲雀恭弥が寝ている
『恭兄、恭兄…起きて？』
「ん………A」
『うん、此処は病院だよね』
「そうだよ、全く…攫われるなんて面倒な事しないでよね」
『うっ…ごめん』
後から小動物さんやドクロちゃんが来てくれた
あの後どうなったか聞くとそれはもう早かったらしい
───────
「ど、どうしよう！雲雀さん勝手に行っちゃった…！」
「あの野郎…今すぐ連れ戻してきますっ！」
「いえ、このままでいいでしょう
それより僕達も早く行かねば、折角のストレス発散相手を取られてしまいます」
「来てくれたから珍しいと思ったらそういう事かよ…」
「骸様…」
「えぇ、行きますよクローム」
無言の会話をすると骸は雲雀さんの行った方へ走っていってしまった
それに続きクロームも
「あーもーあいつ！！俺達も行くよ、獄寺君！」
俺は遅い足をフル回転させてなんとか骸に追いつこうとした
地図にあった拠点につき倒された門番を横目にそろーっと入る
「お、お邪魔しまーす…」
「流石10代目…潜入も完璧です！
それに比べてあの喧嘩組は…」
「本当置いてかないでよ…地味に足速いんだから、あの二人」
倒された敵を道標に進んでいく
少し行くと骸達に合流した
「骸！お前なぁせめてもう少しゆっくり走れよ！」
「なんです、足の遅い君が悪いでしょう？
僕のせいにしないでください」
「おい骸、こいつらテメェがやったのか？」
「湧いてきた奴らは僕がやりましたが大方雲雀恭弥が暴れたのでしょう
あれは妹の事になると馬鹿になる」
「それ本人に言うなよ…？」
「あの、ボス…私、進みたい」
「ごっごめんクローム！じゃあ先進もうか」
「それにしても広いね…」
「そうですね、こういった場合ボスの部屋は最深部にあるものです」
「最深部か…骸分からない？」
「僕はあのアルコバレーノでは無いのです、
沢田綱吉の超直感の方が早いでしょう」
「んー、じゃああっちかな」
ヒョイと適当に指をさす…がそこは壁だった
「…君は、馬鹿ですか？？」
三叉槍をトントンしながら迫ってくるオッドアイ
「むくろこわい」
「この壁の奥に部屋があるんですね…
離れてください10代目！今爆破します！」
「よろしく獄寺君！」
「はぁ…君も変わりましたね
純粋な阿呆は一体何処に」
「う、うるさいな！阿呆ってなんだよ！」
「ボス、喧嘩しちゃだめ…」
そんなクロームの一言で言い合いは止まり、
獄寺君のボムで壁が爆破された
大きな轟音が止み煙が晴れた先には
「何？…小動物」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 73人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「リボーン」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
イヴ(プロフ) - ミリアさん» こっちでもいたwお楽しみに！(オリジナル後回しにしようかな…) (2018年3月21日 20時) (
レス) id: 2af4348fb2 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - 凄く凄く楽しみな作品で更新再開楽しみにしています (2018年3月21日 19時) (レス) id: 9bec705c08 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：イヴ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=illmizordekk
作成日時：2018年3月21日 12時
