暫し ページ33
「少しの間でしたが、お世話になりました！」
「ああ。仕事が入ったら、お前に連絡しよう」
「Aさん、またいつでも来てちょうだいね。その時は歓迎致しますわ」
「ありがとうございます、キキョウさん」
ゾルディック家のお屋敷の試しの門前。私だけのためにゾルディック家総勢で見送りに来てくれた。
きっとまた一週間以内に此処に来るのに大げさだと思うけど、なんだかんだで嬉しいな…
「お主と闘るとすぐに終わってしまうからつまらんわい。今度は念なしで闘るのはどうかの？」
「あはは…それは………考えときます…」
念なしでゼノさんと闘ったら私の命の１分カウントダウン始まっちまうよ…念があるから時を止めていつも早めに終わらせることが出来るからね…
「…A、またすぐ会える？」
「会えるよ。機会があれば今度一緒に仕事だって出来るんだから！」
「…わかった。待ってるよ」
「ん。
それじゃあ皆さん、お世話になりました！仕事の依頼があればまた来ますのでよろしくお願いします！！」
私は試しの門を力一杯押し開けて(5まで開いた)ヒソカの待っているホテルへと向かった。
＊
「ヒソカ、おはよう！」
「…本当に来たんだ」
フロントで名乗れば簡単にスペアキーを貰えた。それを使ってヒソカが待つ部屋に入って、朝の挨拶すればこの返事。いやもう疑われる事は慣れてるから良いんですけどね！！！
「当たり前でしょ！私から約束取り付けて一方的にやぶっても何のメリットもないからね！」
「…君の母国は相当平和ボケしてたんだね」
「失礼な！ボケまでとはいかないけど世界の平和ランキング上位に入ってるんだからね！？」
「……僕の生まれとは益々違うみたいだね」
「そう！！！それ！！！ヒソカの生まれも気になるけど…それはヒソカが話したくなったらでいいよ。
で、早速仕事の話がしたいんだけど…人を殺した事はあるよね？」
私は部屋に備え付けてあるインスタントコーヒーを作りながらヒソカに尋ねた。
この年のヒソカならもう人を殺しててもおかしくないはず。狂人サイコパスになるのは念を覚えてからか…なるほど。
「ないよ。人を殺す事は伯母に止められていたからね」
「は？」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 229人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「HUNTER×HUNTER」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
りんごのうさちゃん職人 - booksさん» booksさん、いつもコメントありがとうございます！！そうなんですか！？それが聞けて嬉しいです(；ω；)booksさんの作品も応援してます！！ (2019年5月8日 18時) (
レス) id: 3edca5edc7 (このIDを非表示/違反報告)
books - 私、この作品見て書き始めました！！応援してます！！ (2019年5月8日 17時) (レス) id: e463963ad8 (このIDを非表示/違反報告)
りんごのうさちゃん職人 - 棒人間さん» 棒人間さん、ありがとうございます！！今回はゾルディックと例の奇術師を中心に書こうかと思ってます(＞＜)頑張ります〜〜！！！！ (2019年4月23日 20時) (レス) id: 3edca5edc7 (このIDを非表示/違反報告)
棒人間 - 続編おめでとうございます！幻影旅団も良いですが、ゾルディック家も最高です！これからも頑張って下さい！ (2019年4月23日 18時) (レス) id: 804948c577 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：りんごのうさちゃん職人 | 作成日時：2019年4月23日 8時
