50kmじゃん ページ22
「たーだいまー！って、何よちゃんと終わってるじゃない！」
「ふふふ。申し遅れましたがやればできる子なんです！」
ふふふふふふ、ビスケが帰ってくるまでに終わらせなかったらその先にペナルティがある事を私は知っているのさぁ！！
ゴンとキルアが散々ペナルティ受けるのを漫画で見たからね……！
しっかしこの訓練、ただ掃除するだけかと思えばそんな甘っちょろい事ではなかった。
しゃがむ立ち上がるを繰り返し、届かないところには背伸びし、階段を何往復もし、…そりゃあもう体が悲鳴を上げた。
「ふーんどれどれぇ………」
と言って棚を指でツーっと擦ると、
「うん！ホコリもちゃーんと掃除してあるわね。」
「じゃあ…！今日の修行はもう…！」
キラキラ…と効果音が付かんばかりに目を輝かせて今日の修行はないと思い込む私。
と、それを裏切るビスケ。
「？何言ってんだわさ！ここからが本番に決まってるじゃない。掃除なんか日常の一貫よ」
「……う…うせやろ…(２回目)」
ハイ………まあ予想はしてましたよ…
だってフラグを建設する音が聞こえましたもん
チッ早めに取り壊しとくんだった…まあ無理だけど…
「今はまだ夕方の6時！日が変わるまで時間はたーっぷりあるわさ！
と！いうことでこれからAは基礎体力を上げるために一旦そのよろ…重りを外して10km走ってきてちょうだいな！」
今鎧って言ったよねビスケさん？？？？
「それにしても10kmか………」
………私最近走った最長距離学校から駅までの100mだけど大丈夫かな…あれは時間があったから爆走したけど……あ、
「はい先生！バナナはおやつに、じゃなくて時間制限はありますか！」
「前半のボケはわからないけど、そうねぇ…最初だからとりあえずはナシにしましょ！掃除頑張ったしね！」
やっ、やったー！いや10km走ることは変わらないから全然良くないけどやったー！
私はさっさと鎧を外してジャージに着替えた後、シューズを履いて外に出た。
「コースはここからあの山のふもとまで行けばちょうど5km、つまり往復で10kmね。ちなみに休憩はナシよ！ノンストップで帰ってくること！これを5セットやるから１回ずつ帰ってきたらアタシに教えてちょうだいな！」
………はて？5セット？
「ビスケの旦那、それってつまりトータル…」
「？、50kmだわさ」
「10kmって言ったじゃんかァァァァァァァ！！！！！！！！！！」
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はにか※はにかん(プロフ) - 不運というか、いじm((最初から面白いですね！読んでいくの楽しみです！ (2019年9月4日 23時) (
レス) id: d702d64ecc (このIDを非表示/違反報告)
ほたて - ひなたさん» ひなたさん、この小説を読んでいただきありがとうございます！そう言ってもらえてこれからの励みになります〜〜(＞＜)長ァァァくなるとは思いますが、これからも読んで頂ければ幸いです！！！！ (2019年3月2日 11時) (レス) id: 3edca5edc7 (このIDを非表示/違反報告)
ひなた(プロフ) - はじめまして！設定やストーリーがとても好みで面白いです！応援してます！！ (2019年3月2日 8時) (レス) id: 0dee45b0bd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りんごのうさちゃん職人 | 作成日時：2019年2月20日 15時
