〇リクヲ : もしかして1 ページ26
▽
体育祭が終わったので打ち上げをしよう!
という事で、なぜだか遊園地へ来て、なぜだかお化け屋敷へ辿り着いた私達20名弱。
男女がちょうど偶数のため、ペアを組んでお化け屋敷へ入るみたいだけど...。
『だ、大丈夫?』
「......っ、うん、平気平気」
りっくんには笑って見せたけど、実は全然だめ。
ホラー系の予告をチラッと見るだけでも一人でお風呂に入るのが怖いもん。
しかも、りっくんと話した事なんてあんまりないし...。
(クラスでそう呼ばれてるから"りっくん"って呼んでるだけ)
今日に限って、男友達の中では一番仲のいいみっくんが休んでる。
『あとちょっとだね、順番』
「あっ、う、うん、頑張ろ...」
もう、全部目を瞑って終わらせればいいんじゃない?という考えが頭をよぎったけど、このお化け屋敷にはミッションというものがあるらしい。
配られた御札を、一番最後の人形に貼ってくるっていう...。
「...っ」
『Aちゃん、ほんとは...』
男『おーい!お前らの番だぞー!』
足の震えが止まらない。
おまけに心臓が飛び跳ねて飛び跳ねて、口から出ちゃいそう。
ああ、もう私のバカ...こんなとこ来なければ良かっ...
『ごめん待って!トイレ行くの忘れてた!先行ってて!』
男『なにしてんだよリクヲ〜、じゃあ俺ら行くかー』
行かなくていいんだ、という安心感で心が満たされたと同時に、りっくんが私の手首を掴んだ。
▷つづく
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ゆちゃん(プロフ) - めろんぱんさん» ありがとうございます!励みになります!引き続く予定ですが、少し時間が空いてしまう事をご了承ください。。 (2018年8月26日 13時) (レス) id: 28a469272e (このIDを非表示/違反報告)
めろんぱん(プロフ) - 本当にすごく面白い小説で、大好きです( ; ; )第2弾楽しみにしてます! (2018年8月26日 1時) (レス) id: 0ae7433c54 (このIDを非表示/違反報告)
ゆちゃん(プロフ) - ユメさん» 読んでいただいてありがとうございます( ; _ ; )そんな風に言っていただけて嬉しい限りです!少し時間を置いての第二弾となりますが、楽しみに待っていただけたら光栄です! (2018年8月25日 17時) (レス) id: 28a469272e (このIDを非表示/違反報告)
ユメ(プロフ) - もう読み始めたら一気に最後まで読んじゃいました!ゆちゃんさんの作る話が全て私の好きな小説の感じで、次の話が毎日楽しみです!無理せず更新頑張ってください!楽しみにしてマス! (2018年8月25日 17時) (レス) id: d3e1d985bc (このIDを非表示/違反報告)
ゆちゃん(プロフ) - 葵さん» ご意見ありがとうございます!わたしもお気に入りの作品なんです(*∩ω∩*)!強めに言われるの好きな女性、実は多いんじゃないかなぁって思ってるので(勝手に)。書いてて楽しかったです!今後ともよろしくお願いします(^O^) (2018年8月23日 14時) (レス) id: 28a469272e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆちゃん | 作成日時:2018年7月8日 20時