時・35【 T 】 ページ35
Aちゃんと同じ名前だった。
岬 A。
「下の名前知らなかった〜… 」
「てっきり岬が名前だと思ってた〜… 」
ん？
そう言えば… 名前のこと言ってたかも…
完全スルーしてた(-_-;)ｳｰﾑ…
「でも、同じ名前って… 」
気にならないって言ったら嘘になる。
だって 本当に好きだったから…
でもさ…
「同じ名前なだけ」
「岬は、岬。Aちゃんは、Aちゃん」
全然、別人。
「そうだろ？」
「… 」
…
「岬」
「… 」
…
お決まりのだんまり…
「… 何でいるんですか」
「返事しないからだろ、読みもしないし」
未読無視。
そんなことは想定内だ。だから 恥を承知でAちゃんに聞いた。
― 『 岬の家、教えて 』 ―
いつもの散歩のように、タクシーに乗り徒歩で ここまで来た。
深夜の攻防スタート。
「お断りしたはずです」
「だったら、すっぱり振れよ、俺が大嫌いだってさ」
…
…
「な、何で、そんなこと… 」
「だったら 諦めないよ、俺」
一度は、諦めかけた。でも、やっぱり無理なんだよ、諦めるなんて。
意外にしつこい性格なんだよね┐(´∀｀)┌ﾔﾚﾔﾚ
「黙ってないで 何とか言えって」
「簡単だろ？ほら」
言えるわけない…
君は、そんな人じゃないから。
でも、どうしても言う気らしく…
「だ… ぃ… … き、… ぃ」
「聞こえなーい」
こうなると お互い意地の張り合い…
でも、負けるつもりないよ。
「だぃ… きら… ぃ… 」
「小さいし途切れ途切れだし、マジ何言ってるか わかりませーん」
…
「もっと大きい声でハッキリ言えよ、ほら」
「言う、… 言う、もん… 」
やれやれ…
無駄なあがきを。
でも、俺も相当だよな┐(´∀｀)┌ﾔﾚﾔﾚ
「言ってもいいけど、言ったところで、信じないよ」
「だって、それ、嘘だって知ってるから」
好きかどうかは わからないけど、絶対に嫌いじゃない。
だって 嫌いだったら このピアスは作らないでしょう？
「噓じゃない… 」
「まだ言う？意外と強情だね、岬って」
むすっとして 下唇出てるし…
「なんか… 意地悪だ」
「うん、好きな子には 意地悪なんだ、俺」
舌を出して照れ笑い(´∀｀*)ﾃﾍﾍﾟﾛ
すると…
余計 への字口になった。
言う？言うか？？(￣ー￣)ﾆﾔﾘ…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 64人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「Kis-My-Ft2」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：亀猫
| 作成日時：2022年6月22日 10時
