時・18【 T 】 ページ18
落とした日傘を拾い、柄を彼女に向けた。
すると ため息をつきながら受け取ってくれた。
「そういう人… (-_-;)ｱﾅﾄﾞｯﾃﾀ… 」
「うん♪知ってね(*^▽^*)」
俺、意外に知能犯なんだよ〜♪
「じゃあ、後でね」
「え？チェックインしないんですか？」
バイバイと手を振り、ホテルを出た。
急いで元来た道を戻り…
「良かった、お泊まりセット持ってきて」
「ルーティンは、欠かせないからな」
それにハイエナがいないことも確認したかったし。
でも、一番の理由は警戒されない為なんだけどね(←姑息な知能犯)
「さて、どう 部屋を知るかだよな… 」
「おそらく教えてくれそうにないし… (;^ω^)ｶﾞﾝｺｿｳ… 」
でも…
呑気にしてちゃいけないんだ。
岬のことを好きになる野郎は、世の中たくさんいると思うから。
不思議なことに素直なっただけで、ゆとりが出来て周りが見えてきたんだ。
「あの調子だとメシも出て来ないよな… 」
「つか、この俺が告ってるのに 部類じゃないって言う！？」
全国の玉担聞いたら 怒るぞ！！
胸キュンドラマの主人公だっつーの！！(-_-メ)ﾑｩ…
でも…
「… やっぱ、まだガヤのこと好きなのかな… 」
「言葉 濁してたし… 」
― 『 私は… 』 ―
「いーや！諦めない。絶対 好きになってもらうんだから！」
「男はグイグイ！」
可愛いわんこキャラじゃないもんね！
よし！ホテル戻ろうと！！
小型スーツケースを車から出し、ホテルへと歩き出す。
その途中、ある店に目がいった。
「そうだ… これなら… 」
急いでその店に入り注文。
満足気にホテルへと戻った。自動チェックインの機械には戸惑ったが、何とかチェックイン出来た。
部屋は、７階。小さなシングルルーム。寝るだけなら 十分の広さだった。
「あ〜、汗かいた。シャワーしよ〜 」
お決まりの道具を持ち、シャワーへ。
いつものルーティンをこなして… 鏡チェック。よし、イケメン(←自分で言うな)
「では、… 部屋、どこ？」
ピコン。
『何でですか？忙しいんですけど』
「塩〜… でも、諦めないもんね〜 (￣ー￣)ﾆﾔﾘ… 」
読んでくれてるし♪
嫌がってるけど、拒否ってないと思う(←勝手な思い込み)
「メシは？」
『食べました』
やっぱり…
でも、そこまでは、想定内。
ここで 諦める俺じゃないよ〜(￣ー￣)ﾆﾔﾘ…
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作者名：亀猫
| 作成日時：2022年6月22日 10時
