時・48 ページ48
◆ 太輔・side ◆
― 『 知らない！！ 』 ―
― 『 知らないわけないだろうが！言えよ！誰なんだよ！！あれは！！ 』 ―
あの日、検査結果が心配だった俺は、仕事が終わるとすぐに帰ることにした。
いつもの交差点が赤になり、止まった。マンションまでは交差点を曲がるだけだった。
でも、渋滞が重なりなかなか曲がれない… そんな時だ、交差点を急ぎ足で渡るAを見たのは。
見た瞬間、スローモーションのようになった気がした…
それだけ釘付けになるほど衝撃的な光景だった。
４０代くらいの男に寄り添われ、嬉しそうに歩いていたんだ…
「あんな顔して… 」
「なんだよ… その笑顔は 俺のだろうが… 」
マスクをしていてもわかった。
アイツに笑顔で笑いかけているのを。
「帰って すぐに問いただした… 」
「顔が強張り… 瞳が揺らいだ」
その動揺で悟った…
アイツと浮気してるんだって。
「なのに、知らない、わからない、… 知らを切ろうとした」
「俺、頭に来て… 」
― 『 やめて！！太輔！！ 』 ―
― 『 いやぁああ！ 』 ―
「泣こうが、嫌がろうが… 」
「無理やり脱がした… 」
情事の痕跡を…
でも、そんな痕はなくて…
「鳴る着信にイライラした… 」
「太輔… 」
― 『 太輔… いやぁああ… 』 ―
「その後は… 北山の聞いた通り… 」
「出て行こうとするのを止めようとして… 突き飛ばされた、と」
そう…
― 『 こんなの私の知ってる太輔じゃない！！ 』 ―
「どうして… こんなことに… 」
「今まで… 上手くいってたのに… 」
もう 何がなんだかわからない…
あの男が誰なのかも…
「でも、どこに行ったんだろうな… 拓斗の所にも名古屋にも帰ってないみたいだし」
「ああ、ミオちゃんや杉野さんたちの所でもないって」
A…
俺が嫌いになったのか？
「とにかく、明日 人間ドックが終わったら手分けして探そう」
「そうだな」
人間ドックなんかどうでもいい…
頭の中がめちゃくちゃになりそうだ…
もう… 何も考えられない。
でも、否応なしに陽は昇る…
「太輔、大丈夫か？」
「ああ… 」
渉と共に人間ドックスタート。
すると始まった早々、見た顔が俺の前を横切った。
「… なんで… 」
「どうした？太輔？」
…
なぜ…
コイツが…
ここにいる！？
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亀猫(プロフ) - かよさん» かよさん、おはようございます(*^▽^*) そうですね、結婚させてあげたいですね。いつかは(*^▽^*) 今日からまた物語は進みます。現在進行形な物語になっていきますので楽しみにしててくださいね(*^▽^*) (2021年6月8日 6時) (
レス) id: d73310e050 (このIDを非表示/違反報告)
かよ - お久し振りです。色々あって二人が本当にラブラブで良早く結婚させてあげたいですこれからも楽しみしてます。 (2021年6月6日 23時) (レス) id: 6e0b43dc6b (このIDを非表示/違反報告)
亀猫(プロフ) - ちかさん» ちかさん、おはようございます(*^▽^*)「宙の丘」も読んでくれたんですね、ありがとうございます。完結してなくてごめんなさい、浮気者なんです(-_-;) イチャイチャラブラブ書きますので読みに来てくださいね！ (2021年5月23日 5時) (レス) id: d73310e050 (このIDを非表示/違反報告)
ちか(プロフ) - 亀猫さん☆いろんな作品すごいです！宙の丘を出てる分読み終わって、こっちに戻ってきました☆スピンオフにまで進んでて\(//∇//)\そしてイチャラブシーンも出るなんて(〃ω〃)楽しみにしてます☆ (2021年5月22日 22時) (レス) id: 444c37e82e (このIDを非表示/違反報告)
亀猫(プロフ) - nagisaさん、ありがとうございます。そうだったんですね。了解です！メッセージの方は見ることができるのかな？今からメッセージの方にパスワードをしますね。待っててくださいね(*^▽^*) (2021年5月17日 23時) (レス) id: d73310e050 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：亀猫
| 作成日時：2021年5月15日 12時
