幾時の針・消えない物語

時・5 ページ5

どうしよう… Σ(￣ロ￣lll)ﾊﾗﾊﾗ…



どうしよう… (＠_＠;)ﾄﾞｷﾄﾞｷ…



どうし…



「Aー、早くこーい！」



Σ(ﾟ∀ﾟﾉ)ﾉｷｬｰ！！



「A〜？」


「は、はーい！」



こうなったら… 腹をくくるしかない。



「いつかは、通らねばならぬ道… 」


「ならぬなら、切腹あるのみ」



って！いつの時代よ―――！！(´;ω;｀)ｳｳｯ…



「そうよ、一度 慣れてしまえば… 」


「って！あんなの慣れない―――！！」



だって…



あんなに…



「おっきぃの… 」


「お前、何してんの？」



へ… ？



！！？



「ぅひゃああ！！(＠_＠;)ﾊﾟﾆｯｸ！！？」


「ぅひゃああ、じゃないって、のぼせるから 出たって」



全裸…



ひゃああ！！全裸――――！！



「ま、前！！」


「だから 見慣れろっての」



ぃや〜ん！！見慣れない――――！！


どうしたらいいの―――！！？



「ふっ… やっぱりなぁ… そんなことだろうと思ったよ」


「… へ？」



え…




あの…



「もういいよ」



パサッ…



「え？」



ふわりと掛けられたタオル。


視界が遮られた。



「ほら、お前も入ってこーい」


「え… あの… 」



スッ…



…



「行っ、ちゃった… 」



腰にタオルを巻き、髪を拭きふきリビングへ行ってしまった。


廊下に取り残された私… ベルちゃんが心配そうに見上げていた。



「呆れられちゃった… 」


「くぅ〜ん？？」



どうしよう…



好きなのに…



「こんなんじゃダメ！！」



バタバタバタ…



「太輔！！」


「… 」



えっと…



「あの、… 」


「A、アイスー」



え…



「暑いからアイス頂戴(*^▽^*)」



これ…



「うん… 待ってて」



わざとだ…



わざとお道化てるんだ…



…



「はい」


「さんきゅ」



ガサガサッ…



「ん？お前も食べる？」


「うん、食べる」



でも…



食べるのは…



「え？… ん！」



太輔…



あなたを食べる。



自分から近づき そのぷっくり唇に吸い付いた。


舌を絡め… その熱を感じる。



「ん… はぁ… 」


「溶けるって… 」



…




…



「… 俺が」



もっと溶かしたい…



「好き」


「知ってる」



溶け合いたい…



「アイス… ま、いっか」


「うん」



いつものように 優しく抱き上げられ…




熱冷めぬ 愛おしい身体に抱き付く。




身も心も 溶け合わさるように抱き合った。

時・6→←時・4

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す