2-9 ページ40
-一途視点-
夜空君といるためにはテニス部が邪魔ね
テニス部を消すっていうのも考えたけど、どうも周りの反応を見る限り敵が多すぎるわ
多分、この学校全員が夜空君の味方であり、テニス部の味方でもある
だから消すという選択肢は止めて、夜空君とマネージャーになる方を選んだのに
この力が弱いのか、夜空君の意志が強いのか…
うまくいかなかった上に、切原君にまで邪魔をされちゃった
とりあえず、まずはこっちからマネージャーを頼んでみるしかないわね
記憶を頼りにテニスコートに向かったけれど、まだ誰もいないようね
仕方なく横の部室に向かい、扉の前に行けば中から複数の声が聞こえる
全て筒抜け、中にいるのはレギュラー部員で話は私のこと
どうやら全然歓迎されていないようね
『ほんとに、分からないんです。一途さんの目を見ると…』
あら、これはダメね
こんなに早くバレるわけにはいかないわ
夜空君の言葉を遮るように、部室の扉をノックした
扉越しでも視線がこちらに向いたのが分かる
幸「誰だい？」
「一途遥枷です」
名前を言った瞬間、殺気のようなものをひしひしと感じた
これは完全に敵対視されてるわね…
幸「悪いけど、君に用は無いよ。帰ってくれ」
「え…あの、話だけでも」
幸「話は別から聞いた。マネージャーはもういらないから帰って」
「…分かりました」
やっぱり、話さえさせてくれないのね
仕方ないわ…マネージャーになるのも止めた
こうなったら夜空君といる時間を増やして、完全に私の物にするしかないわね
テニス部の事なんて考えられないようにしてあげる
待ってて、A君…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 470人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「愛され」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
アリア - 黒楼さん» 仕事……確かに忙しいですよね。ちょっとずつ頑張っていきましょう (2018年8月5日 22時) (
レス) id: 669a2abbdb (このIDを非表示/違反報告)
黒楼(プロフ) - アリアさん» ちょっと仕事が忙しくなってますね…。でも少しずつ進めてるので、そのうちぅpします！ (2018年8月5日 20時) (レス) id: db04630d91 (このIDを非表示/違反報告)
アリア - もしかして最近忙しい……？ (2018年8月5日 17時) (レス) id: 669a2abbdb (このIDを非表示/違反報告)
アリア - 黒楼さん» あー、有りかも。一途さん物静かだけど実はヤンデレとかwww (2018年8月3日 16時) (レス) id: 669a2abbdb (このIDを非表示/違反報告)
黒楼(プロフ) - アリアさん» 目が死.んでますよ、それwいや、ヤンデレも有りか…？ (2018年8月3日 6時) (レス) id: db04630d91 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：黒楼 | 作成日時：2017年4月11日 13時
