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あの後、パーティー会場に戻ると散々葵様に付き合われたのかぐったりした様子の桃李さまが待っていた。
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私が坊っちゃまと一緒にいたことに凄く驚いた様子で、またいつものように二人の小競り合いが始まったが、途中で坊っちゃまに北条が朱桜に戻るという話を聞かされて固まっていた。
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2人を引き離しながら、もう帰ることにしたのだが、朱桜にはすぐに戻るというわけではなかった。
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その日は桃李さまと帰ることになったのだけど、坊っちゃまは不機嫌そうだった。
こればっかりはしかたないので許して欲しい。
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そこからはの、朱桜に戻るまでの日々は忙しくてあんまり覚えていないのだけれど、お嬢さまの駄々こねが凄かったことだけは鮮明に覚えてる。
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…これに関しては、これからは友人として御屋敷をときどき訪ねるということで決着がついた。
やっぱり手のかかる妹のようでお嬢さまはかわいい。
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ーーーということで、無事に朱桜家に戻ってきた私は朱桜の婚約者修行をしながら暇なときにメイドの仕事をこなすという忙しい日々を送っている。
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婚約者修行は、今までやったことがないことの連続で大変だけど…坊っちゃまのためと思ったら頑張れるかな。
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今日は特にすることもなかったので、久しぶりにメイド服を着て坊っちゃまの部屋へ向かう。
ノックをすると、「どうぞ」ときこえてきたので部屋に入る。
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中では、坊っちゃまが珍しく本を読んでいた。
……あれ、なんか懐かしいな。
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『……ねえ、坊っちゃま。覚えてます？私たちが初めて出会ったときのこと』
「覚えてますよ。いきなり“坊っちゃま”って呼んでくる失礼なメイドでしたね」
『なっ！ 私だってなんて失礼なやつだ！って思ったんですよ！』
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せっかく婚約者になれたのに、未だに口喧嘩は絶えない。
当時のことを思い出すと、なんだか懐かしいような呆れるような。
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ゆずは(プロフ) - ごんすけさん» えーーー！！そんなこと言ってくださるなんて…嬉しすぎます！ありがとうございます（ ; ; ）更新頑張りますのでこれからも応援よろしくお願いします！！！！ (2022年10月13日 23時) (
レス) @page33 id: a915559bd8 (このIDを非表示/違反報告)
ごんすけ(プロフ) - 尊いです好きですありがとうございます……(早口)本っ当に最高です……毎度毎度 泣きそうなくらいの尊みで息の根が止まります…(愛)作者様も作品も大好きです…泣 (2022年10月13日 13時) (レス) @page33 id: 62f4ed090e (このIDを非表示/違反報告)
ゆずは(プロフ) - ルナ（自称天才☆）さん» コメントありがとうございます！若干辛い展開かもしれないですが、最後はハッピーエンドなので楽しみにしておいて下さい〜！更新頑張ります！ (2022年9月8日 13時) (レス) id: a915559bd8 (このIDを非表示/違反報告)
ルナ（自称天才☆）(プロフ) - 初コメ失礼します！この作品とても素敵だと思います。この後の展開が待ち遠しいです！ぜひ更新頑張ってください、待ってます！ (2022年9月8日 0時) (レス) @page17 id: 2c52dd1a0d (このIDを非表示/違反報告)
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