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派手な演出と共に登場した彼らは歓声に答え歌い始める。
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(あ、…この曲坊っちゃまの部屋から聞こえてきたことある)
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初めて感じる生のライブの環境に圧倒され、あっという間に時間が過ぎていく。
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周囲で光り輝くサイリウムがとてもキレイで、…ステージからみている彼らが少し羨ましい。
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ライブも終わりかけになったとき、坊っちゃまがあからさまにこっちを向いているのが見えた。
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あまりにもじっと見てくるので「かっこよかったですよ」と口パクしてみる。
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それが伝わっていたのかどうかは分からないけれど、坊っちゃまはふわりと嬉しそうに笑った。
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その直後とんでもない歓声が上がったのは言うまでもない。
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ライブも無事終わり、帰路に着く。
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(坊っちゃまが帰ってきたらなんて言おうかな〜。……なんか、伝えたいことがありすぎて訳分からなくなりそう)
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楽しかったライブを思い出し、つい顔がにやける。
いつもは、喧嘩ばっかりで素直に言えないけど、今日くらいは素直に褒めようと心に誓う。
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鼻歌まじりに帰り道を歩き、使用人用の門前についた時、一人の影に気づく。
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『あれ、……お母さん？ どうしてここに…』
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そこには、今日も仕事をしているはずの母の姿。
仕事中のはずなのにメイド服を着ておらず、心做しか表情も固い。
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そもそもこんな門のところで私の帰りを待っていたことなんてないのに、どうして…。
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「…A、早く部屋に戻って荷造りをしてきなさい」
『……え？』
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「北条家は、これから姫宮家にお仕えすることになりました」
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無機質な母の声が、まるで、辺り全体に響き渡っているかのようにきこえた。
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ゆずは(プロフ) - ごんすけさん» えーーー！！そんなこと言ってくださるなんて…嬉しすぎます！ありがとうございます（ ; ; ）更新頑張りますのでこれからも応援よろしくお願いします！！！！ (2022年10月13日 23時) (
レス) @page33 id: a915559bd8 (このIDを非表示/違反報告)
ごんすけ(プロフ) - 尊いです好きですありがとうございます……(早口)本っ当に最高です……毎度毎度 泣きそうなくらいの尊みで息の根が止まります…(愛)作者様も作品も大好きです…泣 (2022年10月13日 13時) (レス) @page33 id: 62f4ed090e (このIDを非表示/違反報告)
ゆずは(プロフ) - ルナ（自称天才☆）さん» コメントありがとうございます！若干辛い展開かもしれないですが、最後はハッピーエンドなので楽しみにしておいて下さい〜！更新頑張ります！ (2022年9月8日 13時) (レス) id: a915559bd8 (このIDを非表示/違反報告)
ルナ（自称天才☆）(プロフ) - 初コメ失礼します！この作品とても素敵だと思います。この後の展開が待ち遠しいです！ぜひ更新頑張ってください、待ってます！ (2022年9月8日 0時) (レス) @page17 id: 2c52dd1a0d (このIDを非表示/違反報告)
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