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「もしもし」
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その日の夜
きこえてくる声に耳をすませて
頬を緩ませた
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『しおりー!!』
「はいはい、今日はどうしたの」
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呆れたようで嬉しそうなしおりの声
こんな夜遅くに電話に出てくれる
優しいしおりが私は好きだったりする
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『あ…あのね、逆先夏目くんって知ってるかな?』
「…夏目くん? switchの?」
『そう!』
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びっくりしたようなしおりの声に
私がびっくりするが
凛月関連じゃないからかな、って自己完結
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「夏目くんがどうしたの? 不思議すぎてプロディースが大変だから助けてくれとか?」
『いや、そうじゃなくて…』
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少し恥ずかしそうな言い方になってしまったが、
しっかりと伝えた
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『昨日、会ったの夏目くんに
それで………もしかしたら私夏目くんのこと好きになっちゃったかもしれない』
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しおりは何も言ってくれなかった
電話越しだから顔もみれなくて
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「……Aが好きだと思うんならそれでいいんじゃないの。で、私にどうしてほしいの?」
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返ってきたのは思いの外つめたい声だった
こわくてかたまってしまう
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夏目くんを好きになることは
いけないことなのだろうか
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『……どうしたらいいかなって聞こうと思って』
「知るわけないじゃない、Aの問題でしょ」
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やっとだした声もかき消されてしまう
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『で、でも』
「…私しなきゃいけないことあるから、じゃあね」
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しおりがなんで怒ってるのかわからなくて、
通話を切られた携帯をじっとみた
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夏目くんのことを好きっていいきれなかったりとか
しおりが怒ったりとか不思議なことばかりで
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全部、夏目くんの魔法だっていうオチだったら
こんなに気にしなくていいのにな
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ゆずは(プロフ) - 莉莉子さん» すぐに返せなくてすみませんでした。適当に書いたことがそんな風に言って貰えて嬉しかったです!ありがとうございました! (2020年2月21日 14時) (レス) id: 1899de5a94 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずは(プロフ) - 夜桜さん» すぐに返せなくてすみませんでした。このコメントも励みになってました!ありがとうございました! (2020年2月21日 14時) (レス) id: 1899de5a94 (このIDを非表示/違反報告)
莉莉子(プロフ) - 話を選ぶところの『ばーか、あーほ、りーつ。』にツボって1時間程笑ってましたwww (2017年9月22日 6時) (レス) id: ae39d7aea3 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜(プロフ) - 更新頑張って下さい!応援してます! (2017年4月15日 11時) (レス) id: 4d2c66d9c0 (このIDを非表示/違反報告)
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