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『凛月、まーくんおはよ』







朝になっていつもの通学路に

2人がいたから挨拶したら

二人ともいつも通りの反応で







あれ……昨日の甘え凛月は

昨日だけだったのかな、なんて

ちょっと寂しくなってるのは内緒







「…A昨日何食べた?」

『え? ハヤシライス…』







凛月が話題くれたと思って返事をすると

なぜか凛月は不敵ににやりと笑って







「通りで横幅が増えたよね、ちょっとダイエットした方がいいんじゃないの?」

『はあ?!』







生意気なのはやはり変わらず

あの凛月は私の勘違いだったのだろうか







***







『〜っ終わった』







放課後







考えていた企画書がなんとかまとまり

あとはあんずちゃんに相談して先生に渡すだけか

と、笑顔になる







帰ろう

と思って立ち上がる







廊下をでて少し歩いたところに

なにかが貼ってあるのがみえた







気になって近づいてみる

どこかでみたことあるような気がして







押してみると

「ズモモモモ」と大きな音がたちはじめて







……なにかの通路ができたっぽい







「あーあ、みちゃったんだネ」

『…ヒッ なつ、めくん?』







後ろにたつどこか見覚えのある顔

必死に名前を思い出す







そうだ、わかった











“逆先夏目”

あんずちゃんのクラスで

彼女から何度か話をきいていた







『五奇人』の一人で

とっても不思議だということを







私自身があんまり関わることなかったのだが

あんずちゃんだけではない

他の五奇人のみんなからもきいていた







『魔法使い』という名前で







そんな彼が私を鋭い瞳で睨みつけていた

そんなにこの通路をみつけることが

いけないことなのだろうか







「2度とこの通路使うつもりはなかったんだけどナ」







急にそう自虐的に笑ってくる彼

そんな言動にびっくりしてしまう







やっぱり彼はすごく不思議だ







9→←7



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ゆずは(プロフ) - 莉莉子さん» すぐに返せなくてすみませんでした。適当に書いたことがそんな風に言って貰えて嬉しかったです!ありがとうございました! (2020年2月21日 14時) (レス) id: 1899de5a94 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずは(プロフ) - 夜桜さん» すぐに返せなくてすみませんでした。このコメントも励みになってました!ありがとうございました! (2020年2月21日 14時) (レス) id: 1899de5a94 (このIDを非表示/違反報告)
莉莉子(プロフ) - 話を選ぶところの『ばーか、あーほ、りーつ。』にツボって1時間程笑ってましたwww (2017年9月22日 6時) (レス) id: ae39d7aea3 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜(プロフ) - 更新頑張って下さい!応援してます! (2017年4月15日 11時) (レス) id: 4d2c66d9c0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:もちうさぎ | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2016年7月13日 22時

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