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「A!!」







凛月が息をきらしながら走ってくる

なんでか、嬉しくてぼーっと凛月をみてしまう







「なーにやってんの」







凛月は私のおでこにでこぴんすると

嬉しそうにふにゃりと笑った

その笑顔に安心してしまう







「……あの」

「なに」







しおりが声をかけると

私を庇うように優しく抱きしめて

彼女を睨みつける







そんな動作がなにを勘違いしてるのか

って面白くなった。







『凛月、そのこ私の友達』

「…え?」







目を見開く凛月と苦笑いするしおり

そして嬉しそうな私







「初めまして、Aの友達のしおりです」

『……あっ、しおり! さっき言ってた…』







紹介しようか?

そう言いかけるとなぜかしおりに

「しーっ」と言われてしまった







「じゃあ私帰って勉強するわ。仮にも受験生だしね。A、凛月くん、ばいばい」







しおりは「お金払っとく」と私に耳打ちしてくる

いいよ?

とは言ったけど







凛月くんに会えただけで私満足だから、ね?

といいくるめられてしまう







取り残された私と凛月

凛月はまだ私を抱きしめたままだ







『りつ〜』

「んー?」

『そろそろ、きついかなってあはは』







久々にツンツンしてない凛月に戸惑ってしまう

でも安心したような嬉しそうなそんな顔されたら

いつものような喧嘩腰になれない







「だーめ。もう少しこのまま」







お母さん、お父さん

凛月ってこんなに可愛かったでしたっけ

つい頭を撫でたくなる







「ね、A一緒に帰ろ?」

『うん』







眠そうな瞳に向かって

「おやすみなさい」って一言

目をつぶりながら歩く凛月を微笑みながら眺めた







8→←6



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ゆずは(プロフ) - 莉莉子さん» すぐに返せなくてすみませんでした。適当に書いたことがそんな風に言って貰えて嬉しかったです!ありがとうございました! (2020年2月21日 14時) (レス) id: 1899de5a94 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずは(プロフ) - 夜桜さん» すぐに返せなくてすみませんでした。このコメントも励みになってました!ありがとうございました! (2020年2月21日 14時) (レス) id: 1899de5a94 (このIDを非表示/違反報告)
莉莉子(プロフ) - 話を選ぶところの『ばーか、あーほ、りーつ。』にツボって1時間程笑ってましたwww (2017年9月22日 6時) (レス) id: ae39d7aea3 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜(プロフ) - 更新頑張って下さい!応援してます! (2017年4月15日 11時) (レス) id: 4d2c66d9c0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:もちうさぎ | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2016年7月13日 22時

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