【あんスタ】私とあいつの喧嘩祭り【朔間凛月】

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．





「A」



．



なにか言わなきゃって思っても

なにも声が出なくて



．



ただ喉の奥でとまった言葉を

一文字ずつ整理していく



．



そして、そんなとき

凛月が私の名を呼んだ



．



凛月の方をばっとみると

凛月は心底心配そうな顔で

私を、みていた



．



．



凛月は今何を考えてる？

夏目くんは、しおりは、……私は

どうするべきなんだろう



．



『しおり、……』



．



しおりの名前を呼ぶと

しおりは私の方をゆっくりと振り向く



．



．



『ごめんね』



．



．



一言



．



言いたい事を言えば嘘のように

気持ちが楽になった



．



しおりはふるふると首を振って



．



「私の方こそごめん」



．



って涙目で謝ってきた



．



『夏目くんも、迷惑かけちゃってごめんなさい』



．



なんとなく

夏目くんの方をみれなかったけれど



．



そう言ってから



．



また、なんとなく



．



『じゃあね、ばいばい』



．



今は、2人から離れたかった



．



＊

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