●僕が考える愛情 ページ16
本当のことを言うとすべて知っている。
��Aが僕には見せない表情があるということ
�∨榲�に僕との時間を楽しんでいるということ
�Ｂ臍劼抜愀犬�あるということ
以上、３点。はい、これテストに出ます！……なんていうくだらないことを考えながらグラスに入ったウイスキーをちびちびと飲む。きっと多くの人が僕のことを「だまされた可哀想な人」と思うだろう。だが、僕自身はそんなことは思たことはない。
Aのことが本当に好きで、僕が考える愛情というのはすべてを受け入れることだと思っているからこんなことへでもない。……嘘、へではある。僕の知らん顔を大倉が知っとるっていうのは正直少し嫌だ。だから大倉とAが距離を置いたとき正直チャンスやと思った。ここで距離を縮めれば少しはこっちを向いてくれるのでは？と思ったのだ。案の定Aは僕のほうを向いてくれて付き合うことが出来た。僕は純粋無垢な一緒にいて楽しい彼氏でいたかった。僕のぐちゃぐちゃな黒い部分が出ないようにとずっと思っていたし、これからも思っている。
グラスを傾けるとカランと氷が鳴った。静かな部屋はシャワーの音が少し離れた距離から聞こえる。Aがいるのだ。
ただ、Aが性的関係を許してくれるとは思っていなかった。大切にしたさと嫌われないように手を出さなかったのにその気遣いは関係なかった。もしかしたらAにとっては僕も大倉も同じぐらいにしか思っていないのかもしれない。まぁ、それでもいいか。それならそれで僕はそれ以上の愛をAに注いであげたいと思うだけ。それでいつかこっちを見てくれれば嬉しいなぐらいの気持ちだ。
がちゃんとリビングの扉が開いて、Aがぺたぺたと歩いてくるのが背中越しでもわかった。振り返ると頬を赤くしたAがタオルを首にかけて戻ってきた。
「隆平さん、お風呂ありがとうございます」
へらへらっと笑っていて仕事では見せない表情で可愛い。僕はソファーを少し開けて「おいで」と呼ぶ。何も考えずに座ると、タオルを取った。「あっ」というAを無視して「乾かしたる」と笑いかけると「そんな事しなくていいですよ！」なんてスタッフ癖なのか僕に手間をかけさせたがらないのが出た。
「彼氏なんやから、ええやろ？」
そう合うとAは納得のいかない顔をしながらも、大人しく頭を預けた。
あぁ、ほんま可愛いな。
【 END 】
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いくら(プロフ) - すばかなさん» ありがとうございます！気長にお待ちいただけると幸いです: ) (2017年10月5日 11時) (
レス) id: 4dd0c95dfb (このIDを非表示/違反報告)
すばかな - いくらさん» なかなかこのようなクズ倉様を拝める作品がないのでほんまに続編期待してますね！！！ (2017年10月3日 21時) (レス) id: b519c1037c (このIDを非表示/違反報告)
いくら(プロフ) - @ ?? .さん» まるちゃんのああいう感じですね！！もし続編を書くならばまるちゃんをもう少し出していければと持っているのでああいう感じ出して入れると思っています！！本当にありがとうございます~~~◎ (2017年10月2日 23時) (レス) id: 1e59473882 (このIDを非表示/違反報告)
いくら(プロフ) - Rayさん» Rayさん、はじめまして〜◎コメントありがとうございます！！大倉さんとくっつく続きですね！！検討してみます：） (2017年10月2日 23時) (レス) id: 1e59473882 (このIDを非表示/違反報告)
@ ?? .(プロフ) - いくらさん» ほんとに丸ちゃんの闇っていうか裏って言うかまた続きが読みたいなって思いました！待ってます！！ (2017年10月2日 20時) (レス) id: 0a266964d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いく | 作成日時：2017年9月20日 23時
