お姉ちゃんが危なっかしい【バスタフェ】

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お姉ちゃんには、「私が白いから、ニホンゴでホワイトって意味のシロをあだ名にしたのよ」って伝えた。半分は本当だ。




そうして、3人でパライソガレージ ───ニューシーグで人気のクラブだ。店主のカルメンさんは料理が出来ないらしく、「お取り寄せメニュー」ばかりなのだが、実はこれが楽しみだったりする─── に着くと、ルカも先程着いたばかりらしくまだ未注文のままだった。



「ルカー！今日はAも来れたよ！」



「おー！！久しぶりだなぁ！
お見舞い行けてなくて悪ぃな……」




まずはビールでも飲むか、とルカの声でビールが注文される。



乾杯して ───私はフルーツジュース─── 1口目。




やっぱビールは最高だとルカがうれしそうにいう。


それから、アダムはやっぱり遅れだと悪態をつく。

まあ、人気アンカーマンだし仕方ないよね

アダムは新人でゼロアワーのアンカーマンに抜擢され、中立でありながら視聴者に意見を求めるスタイルが人気なのだそう。……アダムは顔がいいから、きっとそれだけで半分以上ファンが着いてると思う。


それを言うと怒るけど、その顔もまた可愛い。



そうして話していると、ヘルベチカも入ってくる。



「ほんと人気者ですよね」



いつもと変わらない笑みのヘルベチカに対してルカはじとりとヘルベチカを見た。




「で？なんでうちらの集まりに男連れなわけ？」




ごもっともです。



お姉ちゃんがヘルベチカを紹介しようとするが、ルカも知っているらしい。
まあ、人気な美容整形外科だもん。興味はなくても名前くらい知ってておかしくない。




取材させてもらっている。とお姉ちゃんは言う。
それが妥当だろう。




ヘルベチカは意味深に色々とね。といった。

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