君の視線 (ページ15)

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14話ページ15

山田side

次の日、学校に行くと既に知念くんが席に着いて伊野尾くんと喋っていた

良かった元気そうで.........

「おはよう、知念くん」

と声をかけるといつもみたいにみたいびっくりしたように

知「おっおはよう」
返し方は相変わらずだけど、心做しか僕に対する表情が柔らかくなった気がする

前はすごく思い詰めた表情だったから........

中「おはよう、やまちゃん」

「おはよう、裕翔大ちゃんは？」

中「今日はまだ来てないよ、寝坊したのかな笑」

「まぁ大ちゃんの寝坊はいつもの事だから大丈夫だよ笑」

大「何が大丈夫なの？」
大ちゃんが後ろから元気よく話しかけてきた俺はその声に

「うぁ！びっくりした後ろから話しかけてくんなんって笑」

中「大ちゃんおはよう！」

大「おはよう、裕翔」
と声をかけると大ちゃんは伊野尾くんと知念くんがいるところに駆け寄って行った

駆け寄って行った大ちゃんを眺めていたら

中「最近、やまちゃん知念くんに話しかけてるよねなんかあったの？」

「放課後、話しかけらたんだよね」

中「えっ、本当に？なんか意外笑」

中「どうだった？話しかけられて」

「まぁ、目は合わなかったよね笑」

中「でも、やまちゃんは満更でもないんだぁ笑」

「なんだよニヤニヤして？笑」

中「珍しいなぁって思って笑」

「えっ」

中「やまちゃんが自分から人に興味持って話しかけるなんて滅多に見ないからさ」

「俺をなんだと思ってんだよ笑」

中「これからが楽しみだなぁやまちゃんと知念くん笑」

「お前、楽しんでんだろ笑」

中「えっ、全然楽しんでなんかないよ笑俺はただ山田くんと知念くんのこれからの進展を暖かく見守ってるだけだよ笑」

「進展って言ってるし、それを楽しんでるって言うんだよ笑」

あの時の俺は知念くんがどんな気持ちに俺に視線を向けていたのか、何も考えていなかった