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つい先日、不死川とちゃんと話す事が出来たと本人から聞いていたが単なるホラ話だと思っていた。しかしどうやらこれは本当らしい。どうしたもんかあの女。
とりあえず俺は自分の荷物を集めて廊下に出る。そして周りに不自然だと思われない様に控えめに志崎Aの姿を追う。これでは俺がアイツのストーカーみたいだ。断じて違う、俺は恋のキューピットなのだから。はい今俺の事痛いって思った奴全員退学。
「不死川くん…！」
「！？」
そうこうしているうちに何と二組の教室の前で志崎が不死川に話しかけていた。やべ、うちの子ちゃんとしてるじゃん。カメラに収めたいくらいの成長っぷりに俺は思わず目頭を押さえそうになった。別に泣いてないけど。
志崎は不死川の名を呼び、不死川は教室から出てきた。オイアイツら結構青春してないか。爆ぜそう。
「志崎？」
「話があるんだけど…ちょっと良いですか」
「お、おう」
よそよそしい態度のまま志崎は不死川を廊下の隅に呼んだ。不死川もぎこちない態度ではあったがちゃんと志崎に目線を合わせて話を聞く体勢をとっていた。何アイツら、お似合いかよ。
「あの…良かったらなんですけど、」
「あ、不死川ー」
志崎がポケットからチケットを取り出した瞬間だった。タイミング悪く二組の生徒、村田が不死川に話しかけたのだ。何アイツはっ倒していいかな。
勿論、志崎も不死川も村田に反応し会話は強制中断。
「させるかァァァ！！」
「え？」
秒速で移動した俺は村田の肩を掴み笑顔で「よお村田〜」と話しかける。俺が天使の様な笑顔で話しかけたと言うのに当の本人である村田は顔を青ざめて俺を見つめていた。何でかな〜。
「え、う、宇髄先生…？」
「お前にちょっと話があったの忘れてたわ派手に大事な用があるんだよお前に」
「え、何ですか怖いんですけど…」
「いやいやちょっととりあえずこっち来ようかド派手に大切な用だからな〜」
「え"え"え"え"え"」
ズルズルと村田の首根っこを鷲掴みにした俺は志崎達からかなり離れた廊下の奥へと引きずり込んだ。悪く思わないでくれ。これもアイツらの為なのだから。
村田を奥へ連れて行き、すぐに遠くに離れたあの二人を凝視する。どうなったのだろうか、成功したのだろうか。気になり過ぎる、このまま帰れないぞ。このまま帰ってしまったらきっと俺は夜しか眠れなくなる。
「え、先生…大事な用は？」
「うるせえ課題二倍にさせんぞ」
「え…理不尽……」
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第7.5章 番外編 宇髄先生の憂鬱→←第7章 お誘いをしよう
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いくま(プロフ) - 紅乱さん» コメントありがとうございます。返信が遅くなってしまい申し訳ございません。表現力や語彙力はまだまだ乏しい段階ではございますがこんなにも褒めていただき光栄です本当にありがとうございました、、！！ (2022年4月8日 13時) (
レス) @page49 id: de9f3ec973 (このIDを非表示/違反報告)
紅乱(プロフ) - 月並みな感想になってしまいますが本当に本当に面白かったです！作者様の語彙力、表現力が凄まじいのもあり完全に時間を忘れて物語にのめり込んでしまいました。素晴らしいお話をありがとうございました！！ (2022年2月25日 16時) (レス) id: f1236c4d6f (このIDを非表示/違反報告)
いくま(プロフ) - ぽてちさん» コメントありがとうございます！！そして面白いと言っていただき本当に嬉しいです😭最後のイラストまで見ていただいて、、、落書き程度のイラストですが本当にありがとうございます。ギャグ線全開の夢主でしたが、最後までお付き合い頂きありがとうございました、、！ (2022年2月8日 23時) (レス) id: de9f3ec973 (このIDを非表示/違反報告)
いくま(プロフ) - 光華さん» 光華さん！お久しぶりです！！そしてコメントありがとうございます！いつも読んでくださって嬉しい限りです😭いつもありがとうございます、、！ (2022年2月8日 23時) (レス) id: de9f3ec973 (このIDを非表示/違反報告)
いくま(プロフ) - 雪見だいふくさん» コメントありがとうございます！そして最後までお読み下さり本当にありがとうございました！恋愛よりもギャグをとったこの作品でしたが、楽しんでもらえて光栄です！！！😭 (2022年2月8日 23時) (レス) id: de9f3ec973 (このIDを非表示/違反報告)
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