緊張 ページ5
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土方さんの部屋で正座をする。いつまで経っても緊張はとけない。というか今すぐにでも帰りたい。正座とか基本的にしないし早く家帰って布団に潜りたい。
「おい」
いつもより低い声で呼ばれて思わず肩をビクつかせる。うわ話しかけられたよどうしよう帰りたいんだけど。そう思いながら「…はい」とだけ返事して振り向いた。
「そんな堅苦しくしてんじゃねェ。もっと楽になれ」
そういいながら煙草を吹かす姿はなんともイケメンだなこの野郎腹立つ煙草を仕舞え。私の前じゃ全面禁煙なんだよ怖くて言えないけど。
「あの沖田君にあんな事言ってましたけど私はまだ恋人のフリをするなんて言ってません」
「そうだな。だがあんな事言ったからにゃもう俺の女のフリをするしかないってワケだ」
「無茶苦茶だろ」
というか恋人のフリって何すればいいんだ。そもそもフリなんて必要ないのではないか。こんなイケメンなんだからもっと芸能人とかモデルとか頼んでも断らないだろう。
「他の女性に頼んでみては？」
「断る」
「何でだよ」
そう問いただしても濁されるばかり。遂に折れたのは私。
「…私は今から何したらいいんですか」
「あ？あァ、お前は明後日の俺の見合いの時に一緒に来てもらう」
「ふーん…って、は？…いや…無理無理」
「無理なわけあるか。何の為にお前に恋人のフリを頼んだと思ってんだ。…俺ァ元から見合いなんざ断るつもりだったんだがどうにもその相手の女がどっかのお偉いさんの娘らしく断れねェんだよ」
「お偉いさんの娘……いやだったら尚更無理だよねそんなお方に対して断れる訳ないよね」
「だから俺には既に女が居るって嘘言ったんだよ」
「ん"ん"ん"んん"？」
「そしたらその娘がその女の
成程な。そこに選ばれたのが私か。いや何その選ばれたのは綾〇でしたみたいなノリ。私は選ばれたくないんですけど。望んでねえよ帰れ。
「だから頼む。お前は見合いの時にニコニコしてらァいいから」
「笑顔下手なんすよ」
「大丈夫だ見た感じゴリラみてェな女だからお前は勝てる」
「いや酷すぎて草」
相手のお嬢さんゴリラ扱いって。ゴリラ似の人間なんている訳ないだろう。そう思っていたらいきなり襖が勢いをつけて開かれた。思わずギョッとする。
「トシ！お前に彼女が出来たって本当か！？」
「…ゴ、ゴリラ」
居た。此処に居やがった。
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いくま(プロフ) - ふぉい！さん» 選ばれたのは綾〇ですよ((ﾆｺｯ (2018年7月24日 8時) (
レス) id: 8c955fc7fb (このIDを非表示/違反報告)
ふぉい！ - 選ばれたのは綾鷹wwww (2018年7月2日 19時) (レス) id: 1633712eeb (このIDを非表示/違反報告)
いくま(プロフ) - マピトさん» コメントありがとうございます。一番だなんてとんでもないです｡｡｡私もずっと土方さん推しなのでマピトさんの小説読んできます！ (2018年4月5日 14時) (レス) id: 8c955fc7fb (このIDを非表示/違反報告)
マピト - 今まで見てきた小説の中でこの小説が一番良いなと思いました。 私も土方オチの小説を書いているので見習いたいと思います！ (2018年4月5日 11時) (レス) id: 9353c4256d (このIDを非表示/違反報告)
いくま(プロフ) - ユラさん» コメントありがとうございます。瞬時に思って頂き光栄です、笑しかし文才が皆無なのでこらから無茶苦茶展開になると思いますが、これからもよろしくお願い致します。 (2018年4月4日 12時) (レス) id: 8c955fc7fb (このIDを非表示/違反報告)
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