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「つーか私の存在まぢ忘れてない?」
「あァ居たのかゴリ子」

 鮴谷さんが自身を指差し訴えていたが土方さんは冷たくそれをあしらっていた。土方さんまで鮴谷さんをゴリ子呼ばわりしているが流石に女性相手に酷すぎやしないか。確かにゴリラに似てるけど。

「つーかまだ私諦めてないしぃ。その女より私の方がイケてるしぃ?」
「何言ってんだ。お前じゃゴリラ界でも頂点に立てねェよ」
「アンタは私の味方じゃなかったの!?」

 彼女は坂田に向かって鋭いツッコミをいれていた。てかあの人ツッコミ上手いな。

「銀ちゃん銀ちゃん」
「あ?なんだ神楽」
「誰アルかこの小娘。銀ちゃんの元カノアルか?」

 赤いチャイナ服を着た可愛らしい少女が坂田にそう聞いた。思わず私は「違います!」と声を荒らげる。

「坂田とは寺子屋時代からの腐れ縁というか、幼馴染というか。とにかく彼氏とかそんなんじゃないです。というか嫌ですこんな人」
「うるせェ!!そこまで言うこたァねェだろ!第一俺が言うまでAは俺に気づかなかったじゃねェか!」

 痛いところを付かれ口篭ってしまったが、それでも否定を続けると(ようや)く誤解を解く事に成功したのだった。

「まとめると、銀さんの幼馴染さんですね?」
「はい。橋本Aです」
「Aアルな!私は神楽アル!」
「僕は志村新八と言います。よろしくお願いしますねAさん」

 自己紹介をされてよろしくと頭を下げた。私よりかなり歳下の子達だが坂田はこの2人と一緒に暮らしているのだろうか。少女の名前といい肌の白さといい天人だろう。つまり訳アリか何かか。

「よろしく。神楽ちゃん、志村君」

 とりあえず当たり障りのない様な挨拶をし無理矢理笑顔を作った。すると眼鏡の少年が少し驚いた表情で私を見つめていた事に気付く。

「…どうかしました?」
「あ、いえ!いつも名前で呼ばれているので、何かちょっと驚いちゃって」
「あーダメダメ。こいつは幼馴染の俺ですら坂田呼びだし、どうせ大串君ですら苗字で呼ばれてんだろ?」

 坂田が嘲笑いながら土方さんに向かってそう言った。と言うか何で大串君なんだ。当の本人である大串君「…あァ」といつもより声色を低くして返答していた。何だか不機嫌だ。

「この女は昔からそうなんだよ。人と関わりたくねェのが態度にいつも出てやがる薄情な奴よ」
「ちょ、銀さん!失礼ですよ!!」

 志村君が注意をしていたが聞きもしない坂田。まあ想定済みだ。

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いくま(プロフ) - ふぉい!さん» 選ばれたのは綾〇ですよ((ニコッ (2018年7月24日 8時) (レス) id: 8c955fc7fb (このIDを非表示/違反報告)
ふぉい! - 選ばれたのは綾鷹wwww (2018年7月2日 19時) (レス) id: 1633712eeb (このIDを非表示/違反報告)
いくま(プロフ) - マピトさん» コメントありがとうございます。一番だなんてとんでもないです。。。私もずっと土方さん推しなのでマピトさんの小説読んできます! (2018年4月5日 14時) (レス) id: 8c955fc7fb (このIDを非表示/違反報告)
マピト - 今まで見てきた小説の中でこの小説が一番良いなと思いました。 私も土方オチの小説を書いているので見習いたいと思います! (2018年4月5日 11時) (レス) id: 9353c4256d (このIDを非表示/違反報告)
いくま(プロフ) - ユラさん» コメントありがとうございます。瞬時に思って頂き光栄です、笑しかし文才が皆無なのでこらから無茶苦茶展開になると思いますが、これからもよろしくお願い致します。 (2018年4月4日 12時) (レス) id: 8c955fc7fb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:いくま | 作者ホームページ:http  
作成日時:2018年4月2日 20時

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