295 準備 ページ45
『…終わったー？？』
今日はミカと黒尾先輩の結婚式当日。
朝から赤葦と近くの美容室に来て準備してた。
赤葦「…終わったけどさ…Aの選んだスーツがぴったり過ぎて引くんだけど」
『えー？なんてー？
つーか早く出て来てよウチが着替えらんない』
引くって言われた言葉に若干イラつきながら聞こえないフリをした笑
赤葦「……俺こんなの似合う？笑」
そう言いながら出てきた赤葦。
ウチが選んだのはグレーのスーツ。
まぁ正直似合う似合わないは関係なくウチの趣味ってやつで…
予想以上に似合ってるから何も言えなかった。
『…超カッコイイと思います』
赤葦「……ふはっ笑
Aが照れてどうすんだよ笑
取り敢えずAも着替えておいで？笑」
試着室に押し込まれて、赤葦が選んだドレスを着てみた。
赤葦「着てみたー？サイズ大丈夫そう？」
『いや…サイズどうこうの前に何この露出度。
これもう少しやばかったらただの変態でしょ…』
赤葦「…なんてー？笑」
ウチの真似しやがって…。
…でもさすがにこんなの着て赤葦の前に出れない。
つか人前に出れねーわ。
だってさ…
背中超開いてるし胸元だって結構ギリだよ？
色は濃い目のネイビーで綺麗だけど…さぁ
赤葦「…早く出て来てー。
俺もう髪のセットまでやってもらったんだけど」
『…今出るー…』
とか言いつつ試着室から出るのを渋ってたら、
急に閉められていたカーテンが開かれた。
『変態！早く閉めてよ馬鹿！』
赤葦の髪型はオールバックで超カッコイイけど今はそんなの言う暇もない。
赤葦「…うん、なんかやっぱ俺って天才だよね」
『はぁ？良いから早く閉めて』
赤葦「なんで？着替え終わってんじゃん笑
ほら、Aも早く髪とかセットしてもらいなよ」
…その後はもう…
ウチの言い分なんか全く聞かずに、ただ笑いながらウチの準備が終わってくのを見てた。
赤葦「…今日は本当大事な日だよね」
準備も終わってタクシーで会場まで向かう途中、急に落ち着いたトーンでそう話しかけてきた。
『？…そりゃ大切な人の結婚式は大事な日でしょ』
赤葦「…だね笑」
そう言いながら笑ってても…
赤葦はなんか緊張してるみたいだった。
『…まぁウチらは2人を祝福すればいいんだし、楽しんで気楽にいこーよ笑』
この時はまだ…
赤葦が緊張してる理由なんて全く知らない
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らっかせい - 泣きました… (2021年7月21日 19時) (
レス) id: ac50ef14ea (このIDを非表示/違反報告)
夏希 - 話だと思いました！〈途切れてすみません〉精神の病気って一番怖いのではないかと思いました。主人公のように、自分が。自分が誰かを助ける。そういう考えで生きたいと思いました！感動をありがとうございました！ (2018年3月31日 17時) (レス) id: af72519e86 (このIDを非表示/違反報告)
夏希 - 一気に全部読みました！最後もう感動でした！というか読むの二回目ですけど(笑)正直、出てくる登場人物がうだうだしすぎてモヤモヤしていましたし、なんでそうなるかなーと思ったりしてましたけど。でも、やっぱり全部を通してすっごいい (2018年3月31日 17時) (レス) id: af72519e86 (このIDを非表示/違反報告)
*posu*polejump(プロフ) - なかなか読むことが出来なく、今読み終わりました。 やばい涙で画面が見えない！最高でした！ (2018年1月25日 13時) (レス) id: 43ac6ebefc (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ(プロフ) - イッキ読みしました！！！とても話に引き込まれて、すごく心にスッと入ってきて感動しました！！ (2017年10月29日 5時) (レス) id: b28bc73f98 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らん | 作成日時：2017年8月30日 22時
