272 いつもの1日 ページ22
ミカ達の家に行ってから
あっとゆうまに1週間。
今日もいつも通りたくさんの人の相談を聞く。
でも…少しだけ…
ほんの少しだけ…
心がザワザワしてる。
何でかはちょっと分かる。
今日は近くの大学に出張でカウンセリングに行く日
なんか…就活とかで悩んでる人の話を聞いて欲しいって要件だった。
勇人「…着いたぞ〜、今日は1人だからあんま無理すんなよ?終わったら電話頂戴、迎え来るから」
『あーい、頑張るね!笑』
車で勇人に大学まで送ってもらって、中に入ってく
先生達に挨拶して、相談所になる仮設の所に連れてってもらう途中
まさかのミカに会った。
ミカ「A!?なんでここに!?」
『あ〜、今日は出張相談所ってことで来たの〜笑』
ミカ「ま、まじで…?」
『うん……?まじだよ?笑』
こんな嘘ついてどうすんの笑
ミカ「…後で…友達連れてっていい?」
『全然いいよ!待ってんね!笑』
ミカは少し不安そうに笑って教室に入ってった。
…その友達、余程の悩み事があるのかな?
したら少し長めに時間取った方いいね。
1人でその人が来るまで準備をしておく。
でも来るとしても…
きっと授業が終わってからかな〜
それまで暇だしどうしよ…
あ、てか、ミカの友達って事は女の子かな?
聞く前にあいつ行っちゃったし…
でも多分女の子だろうな〜…
また恋バナとかだったら…なにもアドバイスとかできないや笑
『も〜……どうしよまじで…』
もう考えても来るまでは分かんないし…
って割り切って、近くにあった携帯をいじった。
あ、そうだ…
写真撮ろっかな
窓から見える空すごい綺麗だし…
帰ったらゆかりちゃんとノアに見せてあげよ!
なーんて
窓の方を向いてカメラを外に向けた。
その時感じた空気の動く気配。
『?…窓開けてないのに風入って来てんのかな?』
って言いながら窓に手を触れた時…
綺麗に磨かれた窓ガラスに
何故か…
とても懐かしくて…見ただけで安心する
黒い髪の男の子が写っていた。
「…あの……?」
って後ろから声が聞こえて
振り返る。
『!?……え?』
ドクドクと心臓の鳴る音が響く。
そして…一瞬で…
久しぶりに聞いた声が頭をいっぱいに埋め尽くした
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らっかせい - 泣きました… (2021年7月21日 19時) (レス) id: ac50ef14ea (このIDを非表示/違反報告)
夏希 - 話だと思いました!〈途切れてすみません〉精神の病気って一番怖いのではないかと思いました。主人公のように、自分が。自分が誰かを助ける。そういう考えで生きたいと思いました!感動をありがとうございました! (2018年3月31日 17時) (レス) id: af72519e86 (このIDを非表示/違反報告)
夏希 - 一気に全部読みました!最後もう感動でした!というか読むの二回目ですけど(笑)正直、出てくる登場人物がうだうだしすぎてモヤモヤしていましたし、なんでそうなるかなーと思ったりしてましたけど。でも、やっぱり全部を通してすっごいい (2018年3月31日 17時) (レス) id: af72519e86 (このIDを非表示/違反報告)
*posu*polejump(プロフ) - なかなか読むことが出来なく、今読み終わりました。 やばい涙で画面が見えない!最高でした! (2018年1月25日 13時) (レス) id: 43ac6ebefc (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ(プロフ) - イッキ読みしました!!!とても話に引き込まれて、すごく心にスッと入ってきて感動しました!! (2017年10月29日 5時) (レス) id: b28bc73f98 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:らん | 作成日時:2017年8月30日 22時