212 ウチらだけの秘密 ページ12
先生がおばけ…？
『おばけは1人だけなの？』
少年「ううん、おっきいおとことか…
さっきのおんなのオバケもいるよっ！」
やっぱり先生の事だ…
『おばけはいつも君にどんな事するの？』
そしたらさっきまで話してくれてた口が
全く動かないように閉じた。
『…言いたくないような…こと？』
そう聞いたら…
少年は小さく頷いた。
それに少しだけだけど…
体が震えてるみたい。
『もう大丈夫だよ。お姉ちゃんが君を守ってあげるから』
小さな体を自分の腕で優しく抱き締める。
少年「…でも、おねえちゃんもすぐにいなくなるんでしょ？」
『…ん？』
抱き締めてて口元が見えなかったから、
体を離してもう一回言うように促した。
少年「ぼくにあいにきたひとはね、いつもいつも
またくるよっていって…こないんだ」
長い睫毛を伏せながら
そう言う小さな男の子。
…きっとウチみたいに会いに来た人が今まで居たのかもしれない。
でもこの状況を見て…怖くなったんじゃないかな。
それで来なくなったんだと思う。
だけど…
『お姉ちゃんは絶対来るよ。約束する。
毎日毎日君に会いに来る』
そう言っても男の子は下を向いたまま顔を上げようとしない。
…信じてもらえないかな…？
まだ会ったばかりだもんね…
『信じてくれなくていいよ、まだ会ったばかりでお互いわからない事ばっかだもん！笑
だから君の事を知る為に毎日来る！』
少年「……ほんとう？
……やくそく？」
『うんっ！2人だけの秘密の約束っ！笑』
少年「…じゃあぼくもおねえちゃんがくるの
まってる！」
そう言うと男の子はウチのホッペにキスをした。
キスを…した…？
『…え……？』
少年「？…やくそくでしょ？
やくそくするときは皆こうしてたよ？」
なるほどね…海外流の約束の仕方か…笑
それなら…
『…じゃあおねえちゃんも！笑』
男の子の顔を両手で優しく包んでおでこにキスをした。
少年「ぜったいだよ！やくそくやぶっちゃダメだからね！」
『絶対破らない！明日もまた来る！』
そうやって2人で秘密の約束をした時、
部屋の扉が開いて先生が来た。
医者「Aちゃん、そろそろ時間だから帰りましょう？」
『……はい』
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らん(プロフ) - ルイさん» ルイさんコメ返遅れてすいません！今携帯調子良さげなので今のうちにガンガン投稿してきますね！(*^◯^*) (2017年9月5日 13時) (
レス) id: badf79450e (このIDを非表示/違反報告)
らん(プロフ) - 環奈さん» 環奈ちゃんコメ返遅くなってごめん〜！（；＿；）なんかね、Wi-Fiあんのに開けない時があるの…(･･;) (2017年9月5日 13時) (レス) id: badf79450e (このIDを非表示/違反報告)
ルイ(プロフ) - 占ツクの調子悪かったんですね!次の章楽しみにしてますね〜 (2017年8月30日 18時) (レス) id: 761934f692 (このIDを非表示/違反報告)
環奈 - らんさん» 私も、占ツクの調子悪かったことある！3DSなんだけどね……。完結楽しみにしてるよ♪ (2017年8月30日 14時) (レス) id: 54ba960601 (このIDを非表示/違反報告)
らん(プロフ) - チワワさん» 返信遅くなってすいません！最終回の方では赤葦sideのお話が多くなると思うんですけど、ちゃんと勇人sideのオチも書くのでもう暫くお待ちください！(^^) (2017年8月30日 0時) (レス) id: badf79450e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らん | 作成日時：2017年8月15日 19時
