211 おばけ ページ11
『えっと〜……ごめんね、ウチ耳が聞こえないの
だからもっと口を動かすところ見せてくれる？』
そう言ったら
男の子はまた驚いたようにウチを見てくる
少年「なんで？…….おばけたちにやられたの？」
…おばけ….？
『…お化けってなに？』
そう聞いたら、
男の子は焦ったように口に指をつけて
シーッ！って言った。
『…これでいーい？』
口元に手を当てて、声を小さくする
少年「うんっ、もうだいじょぶっ」
その子もウチの真似をして口に手を当ててる。
…なんだこの子…
可愛すぎるんだけど…
『ねぇねぇ、こんなに声が小さいと君の声が分からないから…
そっちに行ってもいーい？』
男の子の隣にあるソファーを指差して
そう聞いてみる。
少年「…おねぇちゃんは…おばけのなかまじゃない？」
少し悩んだ後にそう聞いてきた少年。
…おばけが何だか分かんねーけど…
ここは違うって言った方いいよね。
『うん、お姉ちゃんはおばけの仲間じゃないよ』
少年「じゃあいいよっ、こっちきてっ！」
男の子は隠れてたソファーに座って隣をバンバン叩いてる 笑
本当に可愛い 笑
『やったー！やっと近くでお喋りできるねっ！』
なんて言いながら隣に座ってみて思った事…
男の子の体がすごく小さいな…って事と…
その子の腕にある無数の…痣や何かの痕…
ゆかりちゃんのように虐待されてたのかもしれない
そんな考えが頭をよぎった。
少年「おねぇちゃんはどうしてここにきたの？
さっきのおばけのせい？」
…さっきのおばけ？
幻覚…とかなのかな？
『お姉ちゃんは君に会いに来たの！
それと…おばけってなあに？』
少年「おばけはおばけだよっ！
いっつもぼくにいたいことするのっ！
おねえちゃんはなにもされなかった？」
座ってもウチの胸辺りにある男の子の顔。
それぐらいこの子は小さい。
『うーん…お姉ちゃんは大丈夫だよ？
おばけは今もここにいるの？』
少年「ううん！さっきおねえちゃんといっしょにきたけどすぐにかえっちゃった！」
少し喋りづらそうに動く男の子の唇。
…あまり今まで会話をしてなかったのかもしれない
それにさっきウチと来た人って…先生じゃない？
でも先生がおばけって…どうゆう事だろ…
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らん(プロフ) - ルイさん» ルイさんコメ返遅れてすいません！今携帯調子良さげなので今のうちにガンガン投稿してきますね！(*^◯^*) (2017年9月5日 13時) (
レス) id: badf79450e (このIDを非表示/違反報告)
らん(プロフ) - 環奈さん» 環奈ちゃんコメ返遅くなってごめん〜！（；＿；）なんかね、Wi-Fiあんのに開けない時があるの…(･･;) (2017年9月5日 13時) (レス) id: badf79450e (このIDを非表示/違反報告)
ルイ(プロフ) - 占ツクの調子悪かったんですね!次の章楽しみにしてますね〜 (2017年8月30日 18時) (レス) id: 761934f692 (このIDを非表示/違反報告)
環奈 - らんさん» 私も、占ツクの調子悪かったことある！3DSなんだけどね……。完結楽しみにしてるよ♪ (2017年8月30日 14時) (レス) id: 54ba960601 (このIDを非表示/違反報告)
らん(プロフ) - チワワさん» 返信遅くなってすいません！最終回の方では赤葦sideのお話が多くなると思うんですけど、ちゃんと勇人sideのオチも書くのでもう暫くお待ちください！(^^) (2017年8月30日 0時) (レス) id: badf79450e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らん | 作成日時：2017年8月15日 19時
