104 ページ4
やっべ…今日保育所休みだって京治に言うの忘れてた…。
『ごめん、言うの忘れった。今日は会社休みで人いないから、希連れてこうと思ってさ』
なんて言って京治の顔を見る
さすがに怒らしたかもって思ったんだけど
赤葦「…じゃあ、俺も一緒に行っていい?Aが仕事してる時希ちゃんの面倒見るから」
…怒ってないんかい。
まぁ、今日は人いないから別にいっか…
『…別にいいよ。』
木兎と話す時はずっと笑ってるって感じだけど、
京治と話す時はその逆で全然笑わない。
希ちゃんは京治に抱っこされてずっとご機嫌だけど
私は京治といても、どうしても安心して笑えるって気持ちにはなれなかった。
赤葦「…A…??なんか今日ずっと元気無いね、大丈夫?」
京治にそう言われ、ハッと我にかえり、希ちゃんと京治を見ると、不安そうな瞳で私を見ていた…
『何もない!今日皆んなと会うからちょっと緊張しただけ〜』
赤葦「…そう?なら良いけど、あんま最近ご飯食べてないんでしょ?さっき少しでも栄養とれるやつ買ってきたから、無理にでも食べて。」
『うわぁ〜お、お気遣いど〜も〜』
京治の手にある袋は何だろうと思ったら私の食べ物か…
すると希ちゃんが、
私のご飯、って単語に気付いたらしく、今私がもらった袋を見ながら
希「……A〜、まんま??」
なんて聞いてくるもんだからつい笑ってしまった笑
中身を見る限り、ゼリーもあったから、希ちゃんにも少しあげよう笑笑
『そう、まんまだよ〜、後で一緒に食べよ〜ね!』
私が京治の腕の中にいる希ちゃんに顔を近付けながら、ゆっくりそう言うと
希「……よぉ、ね?…まんま?…A?」
『うん、なあに??』
希ちゃんはまた新しく言葉が覚えられた事が嬉しいみたいで、更にご機嫌になってた
そこで、京治をがんスルーしていた事に気付いて、希ちゃんの上にある顔を見ると、なぜかそこにいる彼は耳を赤くして反対側を向いてた。
…なにしてんの?笑
『…ちょっと赤葦、希ちゃんが可愛いからってデレデレしてないでさっさと歩いてよ笑』
なんか無意識に、 希ちゃんに話しかける声のトーンで言っちゃったけどいっか、希ちゃんもご機嫌だし
赤葦「…そうじゃなくて///……てゆうか希ちゃん、言葉が分かるの?」
『あっそ、まあいいけど…
希ちゃん今何でも真似するから、分かるようにゆっくり話しかけてあげれば、すぐに覚えるよ。』
何て希ちゃんの話をしていると、会社に着いていた。
128人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ちくわ(プロフ) - わあ(^^♪楽しみです!無理しないでくださいね(*^_^*) (2017年6月28日 21時) (レス) id: 667b15af66 (このIDを非表示/違反報告)
らん(プロフ) - ちくわさん» うわぁあああ!有難うございます!ガンガン更新していくので、これからも宜しくお願いします!(^o^) (2017年6月28日 19時) (レス) id: badf79450e (このIDを非表示/違反報告)
ちくわ(プロフ) - 初めまして!(^^)!この話、とても泣けます!物語の進み方が最高です!応援してます!! (2017年6月28日 19時) (レス) id: 667b15af66 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:らん | 作成日時:2017年6月26日 15時