56 2人きりの空間 ページ6
腹立つ2年女子に一言物申してから
凛が1位で走り抜けたゴールまで行く。
『あぁクッソ……足痛い…』
痛む足をしばらく抑えてその痛みに慣れる。
膝から少し血が出てるのを見ると余計に痛くなる気がするから、気にしないで凛がいるとこに駆け寄った。
『凛お疲れ様ーっ！！』
凛「Aーーっ！！俺達1位だ！笑」
葵「うわっちょっと凛落ち着け！！笑」
凛は余程1位になったのが嬉しかったみたいで…
私と葵を抱き締めた。
『…凛ってば恥ずかしいとか思わないの？笑』
凛の腕の中で葵にそう聞くと
葵「うーん……まぁ1位だったし今日は許してあげよっか！笑」
『…だねっ笑』
凛「全部丸聞こえだけど今日は気にしない！笑
皆ー！本当にお疲れ様でしたーーっ！笑」
ゴール周辺でずっとワイワイしていると
不意に空いた手を掴まれた。
顔だけそっちを向くと…
『あ…赤葦君どうしたの？』
手を掴んだのは赤葦君だった。
だけど赤葦君が来たことに気付いてない凛は、未だ私と葵を腕の中に閉じ込めている。
赤葦「……先輩、足怪我してますよね。
保健室行きましょう？」
『あぁこれ？笑
大丈夫だよこんくらいなら笑』
皆で笑ってるうちは痛みなんてさほど感じないし。
赤葦「俺が連れて行きたいんです。
てか…一ノ瀬先輩、気付いてますよね？」
凛「ぶっ笑笑
いやぁゴメンゴメン笑
でも〜…Aちゃんは俺のクラスの可愛い子だから赤葦に渡すのはちょっとな〜……笑」
『はぁ？凛きもい離して 笑』
凛の腕の中でちょっとだけ暴れてみてもビクともしない。
それに…
赤葦君がこの状況でどうするのか見てみたかった。
赤葦「…A先輩は…俺の大事な人でもあるんで連れてかせてもらいます」
グイって腕を引かれた後…
凛とは違う温かさに体をすっぽり包まれる。
『……えっ…？』
凛「…どうぞどうぞごゆっくり〜！笑
俺は葵ちゃんと楽しんでますんで〜笑」
赤葦「じゃ、ちょっと借りてきますね」
そのまま無言の赤葦君に保健室まで連れてかれて…
話しかけるにも話しかけられない雰囲気が私達の間に流れていた。
でもそんな空気を赤葦君が壊す。
赤葦「…無理矢理連れてきちゃってすいません…」
『大丈夫だよ笑
ありがと、赤葦君』
正直…
もう痛みなんて感じないくらい
貴方と2人きりの空間にドキドキしちゃってるから。
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らん(プロフ) - 紗綾さん» 紗綾さん！まだ読み続けていただけてるだけでも嬉しいのに…本当ありがとうございます！（；＿；）紗綾さんの為にも出来る範囲でガンガン更新させてもらいます！(≧∀≦) (2018年7月2日 10時) (
レス) id: 733e0e4959 (このIDを非表示/違反報告)
らん(プロフ) - 茉優さん» 大変長らくお待たせしてしまってすいません(T ^ T)ですがやっと小説書けるような環境が整いましたので、仕事の隙を見て書き溜めていた分ガンガン更新しますね！！(^ ^) (2018年7月2日 10時) (レス) id: 733e0e4959 (このIDを非表示/違反報告)
紗綾(プロフ) - らんさんの小説がウラツクの中で1番好きです！！いつも応援しています！体調に気を付けて頑張ってください！ (2018年7月2日 7時) (レス) id: d1babcc912 (このIDを非表示/違反報告)
茉優(プロフ) - お久しぶりです！！！また、らんさんの小説読めて本当に嬉しいです！！！ (2018年7月2日 6時) (レス) id: 0df41439fc (このIDを非表示/違反報告)
chika(プロフ) - めっちゃいいですね！更新楽しみにしてます！！！ (2018年2月12日 7時) (レス) id: f969a44ae3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らん | 作成日時：2017年9月22日 8時
