82 会いに来たよ ページ32
凛「…な、なぁ、Aどうしたんだよ」
葵「私も分かんないから困ってんの！」
『………』
凛と葵の声はもちろん聞こえてる。
だけど返事をする力がない。
さっきの光景を見て…何も考えないようにしようと思えば思うほど
鮮明に浮かぶ自分の見た記憶。
《だ、だからね！私京治が好きなの！！》
その後のことなんか…考えなくても分かる。
2人はめでたく付き合って…
少ししたら噂が流れるんだ。
「2人は付き合ってる」
って噂が。
1人でそんなことに思い耽ってると
いつの間にかモモの幼稚園まで歩いて来てた。
凛「…じゃあ俺達もう行くな？」
葵「Aまた明日ね？」
『…うん、ごめんね2人とも』
そのまま2人と別れて
幼稚園の中に入ると、いつもなら直ぐに出てくるモモが中々来なかった。
『あの、モモは…？』
先生「あら！モモちゃんならさっきAさんの代わりに弟さんが迎えに来ましたよ？」
弟……？
誰？
『モモは…その人と帰ったんですか？』
先生「ええ！とても喜んでたので…優しい弟さん何ですね！笑」
いや待って…
私弟なんか居ない。
…でもモモが喜んでたって事は知り合い…
『…と、取り敢えず今日は帰ります！』
さっきまで元気が無かったことが嘘みたいに体が熱くなる。
そのまま走って家まで帰る。
玄関に鍵を差し込む手が震えてうまく開けられないで居た時…
？「…だーれだ笑」
大きな手で目隠しをされて、
聞き覚えのある声に耳が反応する。
『っ！？………英…なんで…ここに…？』
目隠しされた手をゆっくり掴んで振り向くと…
以前よりほんの少し背が高くなった英が居た
国見「…驚いた？笑」
『お、驚いた……笑』
国見「ふふっ笑
やったね大成功笑」
私がそう言うと、英は満足そうに眠そうな目を緩めて笑った。
それと同時に固まった心が温かく溶かされる。
『…私も英が来てくれて良かったよ…笑』
国見「…俺さ、もう今日から夏休みなんだ。
だから会いに来たよ笑」
優しい声音で私の前にきたと思った瞬間
英独特の甘い匂いに体がふわりと包まれた。
『あ、あきら…？///』
国見「……俺夏休み中ずっとA姉ちゃんのとこ居るね？笑」
…ちょっと待て。
『…はぁ！？部活は！？』
国見「ん？合宿だから大丈夫 笑」
いや全然大丈夫じゃなくない？
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らん(プロフ) - 紗綾さん» 紗綾さん！まだ読み続けていただけてるだけでも嬉しいのに…本当ありがとうございます！（；＿；）紗綾さんの為にも出来る範囲でガンガン更新させてもらいます！(≧∀≦) (2018年7月2日 10時) (
レス) id: 733e0e4959 (このIDを非表示/違反報告)
らん(プロフ) - 茉優さん» 大変長らくお待たせしてしまってすいません(T ^ T)ですがやっと小説書けるような環境が整いましたので、仕事の隙を見て書き溜めていた分ガンガン更新しますね！！(^ ^) (2018年7月2日 10時) (レス) id: 733e0e4959 (このIDを非表示/違反報告)
紗綾(プロフ) - らんさんの小説がウラツクの中で1番好きです！！いつも応援しています！体調に気を付けて頑張ってください！ (2018年7月2日 7時) (レス) id: d1babcc912 (このIDを非表示/違反報告)
茉優(プロフ) - お久しぶりです！！！また、らんさんの小説読めて本当に嬉しいです！！！ (2018年7月2日 6時) (レス) id: 0df41439fc (このIDを非表示/違反報告)
chika(プロフ) - めっちゃいいですね！更新楽しみにしてます！！！ (2018年2月12日 7時) (レス) id: f969a44ae3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らん | 作成日時：2017年9月22日 8時
