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●宮田 ページ21

引き捕らえた、木須組の下っ端から

木須組特注のグレーのスーツを奪い身を包む。




『……ごめんなさい。借ります。』


ペコッと頭を下げた。




「……俺はもう用済みだろ。殺すなら殺せや。」


木須組の男は冷静な声色で呟いた。


二階堂さんを見る。



「お前の判断に任せる。」





・・・・・。





俺は男の前で跪いた。


『……殺さないよ。

この服も、全てが終われば返すよ。

しばらくの間だけ、

ここに身を隠していて欲しい。

二階堂さん、よろしくお願いします。』



俺の言葉に。

二階堂さんは鼻で笑った。


「……お前ならそう言うと思ったよ。

ほんと、千賀と一緒で生温い奴……。

・・・宮田。

必ずうちの若頭を救ってくれ。

今度はヘマすんなよッ!!」


二階堂さんから重い肩パンチを貰い、

力強く頷いた。



そんな俺達のやり取りを見ていた

木須組の男がポツリ…ポツリと話し始めた。




「……早く行った方がいい。

噂だが、

玉森組の若頭は表面が良いから
海外に売り飛ばされるって聞いた。

……うちの事務所は
地下にあるが、隠し扉が存在する。

暗証番号は“0615”
……うちの組長の誕生日だ。」




・・・・・驚いた。




『……貴重な情報……ありがとう。』



何で……この人は敵でもある俺に

極秘情報を教えてくれたのか。


この人も……争いを好まない性格なのかな。

俺や千ちゃんと同じ・・・。




そんなことを思いながら。

部屋を出て、西麻布へと向かった。

●横尾→←◆玉森



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いっぽちゃん(プロフ) - ともさん» ごめんなさい。以前、別の方からリクエストいただいたときにその方とリクエストの事でトラブルになってしまったのでリクエストはもう書かないことに決めました。期待に応えられず、申し訳ございません。 (2019年6月9日 9時) (レス) id: bb14628d73 (このIDを非表示/違反報告)
いっぽちゃん(プロフ) - よちこどんさん» ありがとうございます♪よろしくお願いします(^-^)/ (2019年6月9日 9時) (レス) id: bb14628d73 (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - いつ私がリクエストしたの書いてくれますか? (2019年6月9日 1時) (レス) id: 1f79981bd4 (このIDを非表示/違反報告)
よちこどん(プロフ) - 完結おめでとうございます。次回は、ほのぼの系が嬉しいです。これからも応援しています。 (2019年6月8日 20時) (レス) id: eb174384f3 (このIDを非表示/違反報告)
いっぽちゃん(プロフ) - himacoさん» ありがとうございます♪そうですね!また続編なども書けたら…★と思っています(*´ω`*)投票もありがとうございます☆ (2019年6月7日 11時) (レス) id: bb14628d73 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:いっぽちゃん | 作成日時:2019年5月11日 14時

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