7人の極道。…弐

◆玉森 ページ34

『……ミツとガヤ、

距離縮まるといいね❤』


振り返って二人を見ると、いい感じ❤


ミツが、ガヤのこと好きになると

いいなあ・・・。



俺は、敵同士とか。

そんなの関係ないと思う。

意外？にも、組の秩序には煩いミツ。


組のことばかり考えずに

気楽に恋愛とか……してほしい。


今日だって。

普通に楽しんで欲しい。






アトラクションに乗ったり、

食べ歩きしたり、ショーを観たり。


宮田と普段は出来ないデートを

心行くままに楽しんでいた。


ミツとガヤも徐々に打ち解けてきたのか、

楽しそうに笑いあったりもしてた。







そして時は流れ、楽しい時間はあっという間。





「そろそろ帰るか。」




ミツが腕時計を見る。


時刻は夕方の5時。




『え〜。もう帰るの？

6時からのパレード見たい！！』



俺の懇願にミツは呆れた顔をした……が、



「分かった。

パレードが終わったら帰るからな。

センに連絡してくる。」



「じゃあ俺、飲み物買ってくるな。

宮田、玉の側にいてやって。」




ミツとガヤがそれぞれ散らばり、

宮田と二人きりになる。





さっき、内緒で買った

お揃いのストラップを渡そうと

後ろポケットに手を突っ込んだ……が、






あれっ！？







ストラップが……ない。！Σ(￣□￣;)

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