虹色の想い。2 (ページ6)

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今日は
宮田が家に来る日。

久しぶりに家に来るー。

ソワソワしながら宮田を待っていると

部屋のチャイムがなった。

「お邪魔しまーす」

いつもの宮田だ。思わず笑みがこぼれる。

『どうぞ～』

そのあとはご飯を一緒に食べて。

一緒にお風呂に入って。

たくさん愛し合った。

久しぶりの俊くんの温もり………。

優しく、優しく抱いてくれた。

あの人とは違う幸せな時間ー。

俊くんの腕の中でうとうとしていると、

「……ねぇ、裕太。

1年記念日に北ミツが撮ってくれた写真、
持ってる？」

写真………？

ああ、あのキス写真か……。

『うん。引き出しに大切に保管してるよ。

見る？』と少し照れながら笑うと

「………大丈夫。」と少し悲しそうな顔をした。

少しの沈黙のあと……

俊くんがベッドの上に座り直し、

こっちを向いた。

…………その瞳には涙が溜まってて。

嫌な胸騒ぎがした。

『としく………「裕太。」

俺の言葉を遮って、としく……宮田が。

優しくフワッと笑った。

「……裕太。…………別れよっか。」

その言葉を聞いたとき

俺の世界は色を失ったー…………。