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翌日、




玉と控え室で二人きりになった時に


昨日、北山と渉と話し合った内容を伝えた。






『……ってことなんだけど。

……………玉、できるか……………?』





玉に確認をすると少し強張った顔で頷いた。








『明後日、高田の番組の収録日だから

その時に決行しよう。


他のことはニカ千に任せてあるから。』




俺の言葉に玉は“ありがとう。”と微笑んだ。





……やっぱり玉には笑顔が似合う。



よしっ!とソファーから立ち上がったら。









「……ねぇ、ガヤ?

高田さん……殴ったのってガヤだったんだよね?

……宮田から聞いた。」





………。





『……ごめん。

宮田がアイツに殴られそうだったから…』






「謝らなくていいよ。

宮田のこと、助けてくれてありがとね。」






玉の優しい顔にホッとした。







「……他にも何か言われたんじゃない?」




玉からの問いかけに“え?”と振り返った。







「…だって。普段、冷静なガヤが

手を出したんだもん。……ミツのこと?」



玉の鋭さは時たま怖い(笑)






ー北山くん、抱き心地よさそうだもんね。ー




アイツの言葉を思い出す。







『……実は…』




俺の話を聞いて玉は哀しそうな顔をした。






「あの人、そんなこと言ったんだ……ゴメンね。

俺が前、ミツに助けてもらったから。」







『……玉のせいじゃないって。

北山は俺が守るから………』




俺の言葉に。玉は嬉しそうに笑いながら









「……ガヤ、頑張ってね。

俺はガヤの味方だよ。」


と言い残し控え室を出ていった。





……やっぱり玉にはバレてるよな……。





何で北山は気付かないんだろ……。









俺はお揃いのブレスレットを見つめながら

ため息をついた。

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作者名:いっぽちゃん | 作成日時:2017年9月22日 9時

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